「ファイルをたくさん削除したのに、Google Driveの容量がほとんど減らない」と画面を見つめて固まっている人は少なくありません。
しかも警告表示が出ると、「このままメールが届かなくなったらどうしよう」と不安になります。
ここでは、容量が減らない主な原因と、今すぐできる最短の整理手順を、初心者の人でも迷わないように順番に整理していきます。
・Google Driveの容量が減らない主な原因
・容量が減りやすいGoogleストレージ整理の最短手順
・GmailやGoogleフォトを含めた容量削減の具体的な進め方
・再発を防ぐためのストレージ運用ルールとチェックポイント
Google Driveの容量が減らない主な原因を理解する
Google Driveの容量が減らないとき、多くの場合は「削除の仕組み」と「何が容量を使っているか」を正しく理解できていないだけです。
仕組みを知ると、どこから片付ければよいかがはっきり見えてきます。
まずは原因を押さえてから、具体的な整理に進みましょう。
結論(最短のやり方)
容量が減らないときの最短ルートは、次の三つに集中することです。
- Driveのゴミ箱を空にする。
- Gmailのゴミ箱と迷惑メールを空にする。
- Googleフォトのゴミ箱を空にする。
これだけで容量が大きく減るケースが非常に多いです。
実務の現場でも「ゴミ箱を空にしただけで半分以上空いた」という声がよくあります。
Googleアカウントのストレージは、DriveだけでなくGmailやGoogleフォトと共通の枠として管理されています。
そのため、Drive上でどれだけ削除しても、GmailやGoogleフォトに大きなデータが残っていれば、全体の空き容量はほとんど変わらないことがあります(出典:Googleストレージの仕組み)。 (Google ヘルプ)
Googleストレージの仕組みと容量の増減の考え方
Googleアカウントのストレージは、ひとつの“共通の箱”として扱われます。
この箱を使っている主なサービスは、Google Drive、Gmail、Googleフォトです。
ストレージを消費する代表的なデータは次の通りです。
- Google Drive内のファイル(PDF、画像、動画など)。
- Docs、スプレッドシート、スライドなどのファイル。
- Gmailのメール本文と添付ファイル(迷惑メールとゴミ箱も含む)。
- Googleフォトに保存した写真や動画。
これらは「どのサービスで使っていても、最終的には同じ容量を取り合っている」というイメージで捉えるとわかりやすいです(出典:Googleアカウントストレージ概要)。 (Google ヘルプ)
容量が減らないときによくある原因パターン
容量が思ったように減らないとき、よく見られる原因は次のようなものです。
- ゴミ箱に入れただけで、完全削除していない。
- 大容量の動画や写真がGoogleフォト側に残っている。
- 古いメールの添付ファイルが大量にたまっている。
- 自分のDriveは軽いが、Gmailがほとんどの容量を消費している。
- 削除直後で、表示が更新されていない。
例えば「Driveの使用量は数GBしかないのに、全体のストレージはほとんど空いていない」というケースでは、Gmailの添付ファイルだけで10GB以上使っていることも珍しくありません。
Google Drive以外(GmailやGoogleフォト)が占める容量
容量が減らないと感じる背景には、「Driveの容量」だけを見てしまう習慣があります。
しかし、実際に大きな容量を消費しているのは、Gmailの添付ファイルや、Googleフォトの高画質・オリジナル画質の写真・動画であることが多いです。
特にスマートフォンで撮影した動画は、数分でも数百MB〜数GBになることがあります。
それが何十本もGoogleフォトに残っていれば、Driveのファイルを少し削除した程度では全体の空き容量はほとんど変わりません。
Googleは、Drive、Gmail、Googleフォトの合計でストレージを計算する仕組みを採用しています(出典:ストレージの仕組みヘルプ)。 (Google ヘルプ)
共有ドライブや共有ファイルの容量の扱い
他人と共有しているファイルやフォルダについても、所有者によって容量の扱いが変わります。
一般的には、自分が所有者になっているファイルだけが自分のストレージを消費するケースが多いです。
例えば次のようなイメージです。
- 自分が作成した資料を他の人と共有している場合、その容量は自分側のストレージで消費される。
- 相手が所有しているファイルを「共有アイテム」から参照しているだけなら、多くの場合は相手側のストレージが使われる。
組織向けのGoogle Workspaceでは、共有ドライブの容量を組織単位でまとめて管理する運用もあります。
管理者が設定しているルールによっては、共有ドライブ上のファイルが組織全体のストレージを消費するケースもあります(出典:Google WorkspaceストレージFAQ)。 (Google ヘルプ)
容量表示がすぐに変わらない場合のタイムラグ
ファイルやメールを削除しても、ストレージの使用量表示がすぐには変わらないことがあります。
特に大量のファイルを一度に削除した場合、バックグラウンド処理に時間がかかることがあり、反映に数時間〜それ以上かかることもあります。
Google公式の案内でも、多くのファイルやメール、写真をまとめて削除した場合、容量の反映に時間がかかる可能性があるとされています(出典:ストレージ解放のヘルプ)。 (Google ヘルプ)
現場でも「翌日見直したら一気に空き容量が増えていた」というケースはよくあります。
Google Driveの容量を減らすための整理手順
原因がおおまかにわかったところで、実際にどう整理すればよいのかを見ていきます。
ここでは、できるだけ短時間で効果が出やすい順番に手順を整理します。
一つずつ進めれば、パソコンが苦手な人でもストレージをスッキリさせやすくなります。
整理前に確認しておきたいポイント(準備/前提)
作業に入る前に、次の点を軽く確認しておくとスムーズです。
- 今使っているのが個人アカウントか、会社や学校のアカウントか。
- 主に使っている端末(PC、スマホ、タブレット)。
- 写真や動画をどのサービスに保存しているか。
- 仕事上どうしても消せないフォルダやファイルはどれか。
特に仕事用アカウントの場合、消してはいけない共有フォルダや、共有ドライブ上の資料があることも多く、うかつに削除するとトラブルになりやすいです。
Google Driveの容量を減らす具体的な整理手順
ここでは、Drive側の容量を減らす標準的な手順を番号付きでまとめます。
必要に応じて、あとでGmailやGoogleフォト側も同じ考え方で整理します。
- ストレージの全体状況を確認する。
Googleアカウントのストレージ管理画面を開き、Drive、Gmail、Googleフォトのどこがどれくらい容量を使っているかを確認します(出典:ストレージ管理ヘルプ)。 (Google ヘルプ) - Driveの「容量を使用している順」に並べる。
Google Driveを開き、大きいサイズ順に並べ替えます。
ここで数百MB〜数GBの大きなファイルを先にチェックします。 - 不要な大容量ファイルを削除する。
明らかに不要な動画、重複したバックアップ、古いアーカイブなどを選んで削除します。
削除すると、まずは「ゴミ箱」に移動した状態になります。 - ゴミ箱を空にして完全削除する。
Driveのメニューから「ゴミ箱」を開き、「ゴミ箱を空にする」で完全削除します。
ゴミ箱にあるデータは完全削除されるまでストレージを消費し続ける点に注意が必要です(出典:Driveでファイルを削除する方法)。 (Google ヘルプ) - 必要に応じてPCなどに退避する。
消すのは不安だけれどDriveに置き続ける必要はないファイルは、一時的にPCや外付けストレージにコピーしてからDriveから削除するようにします。
GmailとGoogleフォトも含めた容量削減の手順
Drive側だけで十分な空き容量が確保できない場合は、GmailとGoogleフォトも合わせて整理します。
経験上、長年使っているアカウントほど、Gmailと写真が容量の大半を占めているケースが多いです。
Gmail側の整理の流れは次の通りです。
- 受信トレイで古い大容量メールを探す。
添付ファイル付きで古いものから順に確認し、本当に不要なものを削除します。 - ゴミ箱を空にする。
ゴミ箱に移動しただけのメールは、完全削除するまで容量を使い続けます。 - 迷惑メールフォルダも空にする。
迷惑メールもストレージを消費するため、こまめに削除しておくと安心です(出典:ストレージ管理ヘルプ)。 (Google ヘルプ)
Googleフォト側では、特に動画と連写写真が容量を圧迫しやすいです。
- 動画や連写写真をサイズ順に確認する。
- 不要なものを削除し、ゴミ箱を空にする。
- 画質設定(オリジナルか圧縮か)を確認し、必要に応じて見直す。
つまずきやすい症状別の原因と対処
整理の途中でよくつまずくパターンを、症状→原因→対処の順でまとめます。
症状1:Driveのゴミ箱を空にしたのに容量が変わらない。
原因:GmailやGoogleフォト側で大容量データが残っているか、削除直後で反映に時間がかかっている可能性があります。
対処:ストレージ管理画面で、どのサービスが容量を多く使っているかを確認し、GmailとGoogleフォト側も同様にゴミ箱を空にします。
症状2:Driveではほとんど容量を使っていないのに、ストレージがほぼ満杯。
原因:長年のメール履歴と添付ファイルが大きく効いているケースが多いです。
対処:古い添付ファイル付きメールを優先して削除し、ゴミ箱と迷惑メールを空にします。
症状3:ファイルを削除した直後は減らないが、時間がたつと減る。
原因:バックグラウンド処理による反映のタイムラグです。
対処:大量削除を行ったあとすぐに結果を求めず、しばらく時間を置いてからストレージを確認します。
このような症状を知っておくと、「何か壊れているのでは」と不安にならず、落ち着いて対処しやすくなります。
再び容量を圧迫しないための運用ルール
一度きれいにしても、そのまま使い続けると数か月〜数年で再びいっぱいになってしまいます。
再発を防ぐには、日常的な運用ルールを軽く決めておくのが効果的です。
例えば次のようなルールが現場ではよく採用されています。
- 毎月一度、「大容量ファイルチェックの日」を決める。
- 動画や高画質写真は、必要最低限だけDriveやフォトに残す。
- 一時的な作業ファイルやZipファイルは、「ダウンロード済み」などのラベルを付けて定期的に削除する。
- 共有が終わった古い資料は、所有者を確認してから整理する。
「毎月末の10分だけストレージを見直す」という小さな習慣でも、数年後の容量の余裕に大きく差が出ることが多いです。
Google Driveの容量が減らないときのチェックとまとめ
ここまでの内容を踏まえて、自分の状態をチェックしながら整理を進めると、無駄な作業を減らしつつ効率よく容量を空けることができます。
最後に、よくある疑問とまとめを整理しておきます。
トラブル時に確認したいチェックリスト
容量が減らないと感じたときは、次のチェックリストを順に確認してみてください。
- Driveのゴミ箱を空にしたか。
- Gmailのゴミ箱と迷惑メールを空にしたか。
- Googleフォトのゴミ箱を空にしたか。
- ストレージ管理画面で、どのサービスが容量の大半を占めているかを把握しているか。
- 必要な共有ファイルを誤って消していないか。
- 大量削除直後で、反映待ちになっていないか。
「とりあえずDriveだけ削除する」のではなく、上から順に確認していくことで、原因を取りこぼしにくくなります。
よくある質問
Q:共有されたファイルは自分の容量を使いますか。
A:一般的には、自分が所有しているファイルだけが自分のストレージを消費する場合が多いです。
共有元が他の人のファイルで、自分は閲覧だけしている場合、その容量は相手側に計上されるケースがよく見られます。
Q:Driveのゴミ箱は自動的に空になりますか。
A:多くの環境では、一定期間が過ぎるとゴミ箱内のファイルが自動的に削除される仕様がありますが、その間はストレージを使い続けます。
すぐに空き容量を増やしたい場合は、手動で「ゴミ箱を空にする」操作を行う必要があります。
Q:容量の表示に時間差があるのは不具合ですか。
A:大量の削除を行った直後は、バックグラウンド処理の関係で反映に時間がかかることがあります。
しばらく時間を置いてから再度確認し、それでも変化がなければ他のサービス(Gmailやフォト)の容量も見直してみてください。
Q:容量がどうしても足りないときはどうすればいいですか。
A:可能な範囲で整理しても足りない場合は、プランの変更や、組織アカウントの場合は管理者への相談が選択肢になります。
ただし、その前にゴミ箱や大容量ファイルの整理をしておくと、必要な追加容量を小さく抑えられることも多いです。
Google Driveの容量が減らない原因と対処のまとめ
・GoogleのストレージはDriveとGmailとフォトで共通の箱として管理されている
・容量が減らないときはDriveだけでなくGmailとGoogleフォトの使用量もあわせて確認する
・ゴミ箱に入れただけのファイルやメールは完全削除されるまで容量を消費し続ける
・まずはDriveとGmailとGoogleフォトそれぞれのゴミ箱と迷惑メールを空にしてから使用量を確認する
・ストレージ管理画面で大容量のファイルやサービスを特定してから整理すると作業の優先順位がつけやすい
・Driveではサイズ順に並べ替えて動画やZipなどの大きなファイルから削除していく
・消すのが不安なファイルはパソコンや外付けストレージに退避してからDriveから削除する
・Gmailでは古い添付ファイル付きメールを中心に整理しゴミ箱と迷惑メールをこまめに空にする
・Googleフォトでは容量の大きい動画や連写写真を優先的に削除し画質設定もあわせて見直す
・大量のデータを削除した直後は反映に時間差が出ることがあるため少し時間を置いてから確認する
・共有ファイルは所有者によって容量の持ち方が変わるため重要な共有資料は削除前に所有者を確認する
・仕事用アカウントでは共有ドライブや組織のルールに配慮しむやみに共有フォルダを削除しない
・毎月一度など定期的に大容量ファイルや古いメールを見直すルールを決めておく
・一時的な作業ファイルや古いバックアップを残しっぱなしにせず役目が終わった段階で整理する
・DriveとGmailとGoogleフォトをセットで見直す習慣をつけることで容量不足のトラブルを予防しやすくなる
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