大事なプレゼン資料をGoogle Driveにアップロードしている途中で、進行バーが止まったまま動かず冷や汗をかいたことはありませんか。
しかもキャンセルもできず、時間だけが過ぎて会議の開始時刻が迫ってくると、何から手を付けていいのか分からなくなりがちです。
この記事では、そうした状況から落ち着いて抜け出すための原因の切り分け方と、実際に役に立つ対処手順を整理していきます。
・Google Driveのアップロードが止まるときの代表的な原因
・今すぐ試せる簡単な対処法と確認手順
・症状別にどこを疑えばよいかの判断基準
・アップロード失敗を減らし再発を防ぐコツ
Google Driveのアップロードが止まる原因と全体像
アップロードが止まるとき、原因は一つとは限らず、ネットワークや端末の状態、ファイルそのもの、Google Driveの制限などが組み合わさっていることが多いです。
いきなり難しい設定を触るのではなく、簡単にできるところから順番に確認すると、短時間で解決できるケースが少なくありません。
まずは全体像として「どの順番で何を見るか」を整理しておきましょう。
結論:まず試したいシンプルな対処法
アップロードが止まったと感じたら、次のようなシンプルな対処を上から順に試してみてください。
- ブラウザやアプリを一度閉じて、再起動する
- 可能なら別のブラウザ、別の端末から同じファイルをアップロードしてみる
- Wi-Fiを一度切って繋ぎ直す、モバイル回線の場合は電波状態の良い場所に移動する
- 一度に上げるファイル数やサイズを減らし、小分けにしてアップロードする
- 同時に大容量のダウンロードや会議ツールなどを使っている場合は、一旦止めてアップロードを優先する
現場では、この「再起動+別ブラウザ+小分けアップロード」だけで解決してしまうケースがかなり多いです。
時間がないときは、まずここまでを一気に試してから、より細かい原因を探ると効率的です。
アップロードが止まるときの代表的な症状パターン
アップロードの「止まり方」にはいくつかパターンがあり、どの症状かを意識しておくと原因の当たりがつけやすくなります。
- 進行バーが一定の%からまったく動かない
- 「残り数秒」の表示から進まない
- 「アップロードを準備しています」のまま終わらない
- 「待機中」「アップロードできませんでした」のエラーが出続ける
- 一部のファイルだけアップロードされ、残りがいつまでも保留になる
たとえば、「残り数秒」から動かない場合は、回線速度やファイルサイズ、ウイルス対策ソフトなどとの相性が疑われることが多いです。
一方で「待機中」のまま変化がない場合は、Google Drive側の制限やサービス障害、あるいはアップロードキューが詰まっている可能性もあります。
「残り5秒から全然進まないんだけど…。」
「ファイルが大きいのと、ネットが混み合っているかもしれないね、少し小さくしてから再アップロードしよう。」
このような会話は、実務の現場でもよく見られます。
準備と前提:確認しておきたい環境チェックリスト
詳しい対処に入る前に、次のような前提条件を簡単にメモしておくと、原因の切り分けがスムーズになります。
- 利用している端末は、パソコンかスマホ・タブレットか
- ブラウザ版のGoogle Driveか、DriveアプリやDrive for desktopか
- 回線は自宅や社内のWi-Fiなのか、モバイル回線なのか、VPNを使用しているか
- 個人のGoogleアカウントなのか、会社・学校などの組織アカウントなのか
- ファイルのサイズと形式、おおよその合計アップロード容量
- Google Driveの空き容量がどの程度残っているか
特に会社や学校のアカウントの場合、管理者による制限やセキュリティポリシーで、個人アカウントとは挙動が異なることがあります。
この場合は、どこまでが自分で変更できる範囲かを見極め、無理に設定を変えようとせず、必要に応じて管理者に相談しましょう。
基本の手順:順番に確認するチェックフロー
落ち着いて原因を切り分けるには、「どこからおかしいのか」を一つずつ潰していくのが近道です。
次のような順番で確認していきます。
- ネットワークが正常かを確認する
他のウェブサイトが問題なく開けるか、同じ回線を使う別の端末でも問題がないかを確認します。
会社や学校で複数の人が同時に同じ症状なら、ネットワークやサービス側の一時的な障害の可能性も考えられます。
Google Workspace ステータス ダッシュボードでDriveに障害が出ていないかを確認する方法も有効です。
(出典:Google Workspace ステータス ダッシュボード) (Google) - Google Drive側の制限に掛かっていないかを確認する
1日にアップロードできる総量や、ファイルサイズには上限が設定されています。
一般的には、1ユーザーが24時間でアップロードできる容量や、単一ファイルの最大サイズが定められており、これを超えるとアップロードが進まなくなることがあります。
(出典:Google Workspace 開発者向けドキュメント) (Google for Developers) - ブラウザやアプリの一時的な不具合を疑う
ブラウザのキャッシュやCookieが原因になることもあるため、キャッシュの削除やシークレットウィンドウでの再試行、拡張機能の一時無効化などを試します。
(出典:Google ドライブ ヘルプ) (Google ヘルプ) - 端末やアプリを再起動し、別の方法でも試す
スマホならアプリを強制終了して再起動、パソコンなら再起動後にDrive for desktop経由で同期させるなど、異なる経路でアップロードしてみます。
(出典:Google ドライブ ヘルプ) (Google ヘルプ)
このフローに沿って状況を整理していくと、「どこまでは正常か」が見えてくるため、後半で紹介する状況別の詳しい対処にスムーズにつなげられます。
状況別に見る原因と対処、再発防止のポイント
ここからは、症状や原因ごとに、もう少し踏み込んだ対処方法を整理していきます。
同じ「アップロードが止まる」という結果でも、ネットワーク由来なのか、ファイルの問題なのか、Driveの制限なのかで取るべき行動が変わるため、判断基準を意識することが大切です。
実務では、まず「ネットワーク」「端末・アプリ」「ファイルと容量」のどこに絞り込めるかを見極めるのが定番の進め方です。
ネットワーク・回線が原因の場合の対処
アップロードは、大きく分けて「速度」と「安定性」のどちらかが欠けると止まりやすくなります。
特に大容量ファイルでは、回線が一瞬途切れただけでもアップロードが失敗したり、非常に遅くなったりします。
ネットワークが怪しいときの対処例は次の通りです。
- 同じ回線で他のサイトや動画サービスが問題なく使えるかを確認する
- 可能なら有線LANに切り替える、ルーターを再起動する
- 公共Wi-Fiなど不安定な回線からのアップロードを避け、自宅や会社の安定した回線を使う
- VPNを利用している場合は、一時的にオフにして挙動が変わるかを見る
スマホアプリの場合、「Wi-Fi接続時のみアップロードする」設定になっていると、モバイル回線では待機状態のまま進まないことがあります。
この設定を一度見直すことで、アップロードが再開するケースもあります。
(出典:Google ドライブ コミュニティ) (Google ヘルプ)
「オフィスでは全然進まないのに、自宅のWi-Fiに繋いだらあっさり終わった。」
こうしたケースも多く、ネットワークを変えてみるだけで状況がガラッと変わることがあります。
ブラウザやアプリ、端末側の不具合が原因の場合
ブラウザやアプリの一時的な不具合でも、アップロードが止まって見えることがあります。
特定のブラウザだけで症状が出る、あるいは特定の端末だけで起こる場合は、この可能性が高めです。
対処の例としては、次のような流れが一般的です。
- ブラウザを最新版に更新する
- 拡張機能を一時的にすべてオフにし、シークレットウィンドウでアップロードしてみる
- ブラウザのキャッシュとCookieを削除してから再度試す
- スマホアプリなら、アプリの強制終了とキャッシュ削除、再インストールを行う
- パソコンでは、Drive for desktopの再起動や再インストールを試す
Drive for desktopを利用している場合、同期が進まないときには専用のトラブルシューティング手順が用意されています。
(出典:Google ドライブ ヘルプ) (Google ヘルプ)
経験上、ブラウザを変えただけで何事もなかったかのようにアップロードが終わることも多く、「ブラウザの相性」は見落とされがちなポイントです。
容量制限やファイルの制約が原因の場合
Google Driveには、1日あたりのアップロード量やファイルサイズの上限があり、これを超えるとアップロードが進まなかったり、途中で止まったように見えることがあります。
また、ファイル名や形式によってエラーになるケースもあります。
代表的なポイントは次の通りです。
- アカウントごとに、24時間あたりアップロードできる容量が決まっている
- 単一ファイルの最大サイズには上限があり、大きすぎるとエラーや停止の原因になる
- ドキュメントやスプレッドシートなど、一部の形式には独自のサイズ制限がある
- ファイル名に一部の記号が含まれていると、アップロードに失敗する場合がある
こうした制限は、アカウントの種類や契約プランによって細かい値が変わる可能性があるため、正確な数値が必要な場合は公式ドキュメントや管理者の案内を確認する必要があります。
(出典:Google Workspace 開発者向けドキュメント) (Google for Developers)
また、Google Driveの総容量がほとんど残っていない状態では、アップロードが途中で止まることがあります。
この場合は、不要なファイルやGmailの古い添付ファイルを整理したり、必要に応じて追加のストレージ契約なども検討します。
(出典:Google One 公式サイト) (Google One)
つまずきやすいケースと症状別の見分け方
アップロードのトラブルで特につまずきやすいのは、「原因が一つに見えない」ケースです。
次のような症状と原因・対処の組み合わせを知っておくと、迷いにくくなります。
- 症状:進捗バーがゆっくり動き、残り数秒から進まない
原因の候補:回線速度が遅い、大容量ファイル、ウイルス対策ソフトやファイアウォールとの相性
対処の方向性:一時的にセキュリティソフトを緩めるのではなく、より安定した回線からの再アップロードや、ファイルを分割・圧縮してサイズを小さくする方向で検討する - 症状:「待機中」「アップロードを準備しています」のまま変化がない
原因の候補:Drive側の一時的な混雑、1日あたりのアップロード容量上限に近い、別のアップロード処理が詰まっている
対処の方向性:時間帯を変えて再試行する、小さなファイルから順にアップロードする、同時に実行しているアップロード数を減らす - 症状:特定のファイルだけ何度やっても失敗する
原因の候補:ファイル名の記号、ファイルの破損、サイズや形式が制限に引っかかっている
対処の方向性:ファイル名をシンプルな英数字+日本語に変更し、別形式で書き出してから再アップロードする
判断基準としては、「同じ回線で他のサービスは正常か」「同じファイルを別の端末から上げても同じか」「小さなファイルでは問題がないか」という3点を確認すると、原因が絞り込みやすくなります。
失敗を減らし再発を防ぐための習慣と設定
一度トラブルを経験すると、「またアップロードが止まったらどうしよう」と不安になりがちです。
日頃から次のような工夫をしておくと、アップロードの失敗や停止を減らせます。
- 大容量ファイルは、あらかじめ圧縮してサイズを小さくしておく
- 締め切りギリギリではなく、余裕のある時間帯にアップロードを済ませておく
- 会社やチームで共通の「アップロードルール」(フォルダ構成やファイル名の付け方)を決めておく
- モバイル回線での大容量アップロードは避け、できるだけ安定したWi-Fi環境で行う
- 定期的に不要ファイルを整理して、容量ギリギリの状態を避ける
「明日の朝会議なのに、夜中にアップロードが止まってしまった。」
こうした事態を防ぐには、「重要なファイルほど早めにアップロードする」「大きなファイルは事前に軽くしておく」というシンプルな習慣が、実務上とても効果的です。
組織アカウントの場合、ストレージの上限や共有ドライブの運用ルールが関係してくることも多いため、再発防止策を考える際には、管理者とも方針をすり合わせておくと安心です。
よくある質問
Q1.アップロードが止まったまま動かないとき、どれくらい待てばよいですか。
状況にもよりますが、進捗が10分以上全く変わらない場合は、一度キャンセルして他の方法を試す目安と考えられます。
ただし、大容量ファイルや回線が混み合う時間帯では、進捗が遅く見えることもあるため、「他のウェブサイトは普通に動くか」「別のファイルならすぐ終わるか」も合わせて確認して判断します。
Q2.キャンセルして再アップロードすると、余計に遅くなったりしませんか。
途中までのアップロードがそのまま再利用されることは一般的には期待できないため、キャンセルすると最初からやり直しになると考えた方がよいです。
ただし、別の回線や端末に切り替えることで、結果的に全体としては早く終わるケースも多いため、「今の環境で待ち続ける」ことと「やり直す」ことを比較して判断します。
Q3.会社のアカウントだけアップロードが遅いのはなぜですか。
会社や学校のアカウントでは、セキュリティポリシーやプロキシ、VPNなどが組み合わさっており、個人アカウントよりも厳しく制御されていることがあります。
この場合、自分だけでは設定を変えられない場合が多いため、むやみにセキュリティソフトを停止せず、管理者に状況を共有したうえで相談するのが安全です。
Q4.モバイル回線でも大容量ファイルを問題なくアップロードできますか。
技術的には可能ですが、回線の安定性や速度、データ通信量の制限などを考えると、実務ではあまり推奨されません。
特に重要なファイルは、できるだけ安定したWi-Fiや有線LANからのアップロードを優先し、モバイル回線は緊急時の補助的な手段として位置づけるのがおすすめです。
Google Driveのアップロードが止まる原因と対処についてのまとめ
・Google Driveのアップロード停止はネットワーク端末ファイル制限など複数要因が絡むことが多い
・まずは再起動別ブラウザ小分けアップロードなど簡単な対処から順に試す
・症状の出方で原因の当たりをつけると無駄な操作を減らせる
・ネットワークの安定性やVPN利用状況を変えて挙動が変わるか確認する
・ブラウザやアプリの更新キャッシュ削除再インストールも有効な手段になる
・一日のアップロード量やファイルサイズの上限に近いと停止やエラーが起こりやすい
・Driveの空き容量不足は見落とされやすく定期的な整理が再発防止につながる
・特定ファイルだけ失敗する場合はファイル名形式破損の可能性を疑う
・判断基準は他サービスの動作別端末での再現性小さなファイルの結果の三点を見る
・会社や学校のアカウントでは管理者設定の影響を前提に安全に対応する
・重要ファイルほど締め切り前に余裕をもってアップロードを完了させておく
・大容量ファイルは事前に圧縮や分割を行い回線負荷と失敗リスクを下げる
・モバイル回線での大容量アップロードは避け安定した回線を優先する
・チームでアップロードルールを共有するとトラブル時の切り分けと対処がしやすくなる
・困ったときは原因を一つずつ整理し焦らず順番に確認する姿勢が解決への近道になる
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