【ウツロマユのネタバレ注意！】物語の真相とエンディング全種を解説

2024年9月4日

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ウツロマユはその独特な物語展開と深い謎が話題のホラーゲームです。
ウツロマユのネタバレを知りたい方に向けて、この記事では物語の真相や主人公である湊の正体、さらにはエンディングの種類について詳しく解説します。
また、物語の核心に迫る喉が渇く理由や結がなぜ死んだのかという疑問、綾乃が化け物になった背景などについても触れ、考察を行います。
さらに綾乃の子供についてや彼女とは何者かといった点も含め、結が誰の子供なのか、そして綾乃と絹の姉妹関係の真相についても詳しく掘り下げていきます。

この記事でわかること

ウツロマユの物語の真相と主人公・湊の正体
喉が渇く理由や結の死因などの重要なネタバレ要素
綾乃が化け物になった背景と彼女の子供についての考察
複数のエンディングの種類と条件についての解説

※目次から必要な部分だけを読む方のために、重複した内容があります。

ウツロマユのネタバレ解説と物語の真相

・主人公・湊の正体と背景
・ウツロマユのネタバレで分かる「喉が渇く」理由
・結はなぜ死んだのか
・綾乃が化け物になった理由とは
・彼女とは何者か、正体を考察
・綾乃の子供である結の秘密

主人公・湊の正体と背景

ウツロマユの主人公である湊（みなと）は、深山家の末裔で、謎めいた家系の秘密を抱えています。

湊の家系は古くからの日本の家族で、特に母親の結（ゆい）や祖母の絹（きぬ）との関係が深く描かれています。
しかし、この家族には不気味な謎が隠されており、物語が進むにつれて明らかになります。
湊の祖母・絹の実の姉である綾乃（あやの）は、化け物となって深山家を恐怖に陥れている存在で、その綾乃と湊は血縁関係でつながっています。

また、湊の正体を明かすために重要なのは、彼が結と綾乃の「どちらの子供」かという点です。
物語中では、湊の母親として結が登場しますが、実は結は綾乃の子供であり、湊は結の息子であることがわかります。
つまり、湊には綾乃の血が直接的に受け継がれており、この家族に起こった様々な出来事が湊に影響を与えています。

湊は、物語の冒頭から喉の渇きを感じている場面があり、その理由は後に明らかになります。
湊の背景には、祖母の絹や母の結が背負った深い悲劇や呪いの要素が絡み合っており、彼自身の運命もそこに繋がっています。
物語を通して、湊が化け物と化した綾乃と向き合いながら、自らの家系の呪いを解き明かしていく姿が描かれています。

ウツロマユのネタバレで分かる「喉が渇く」理由

ウツロマユで湊が異様に喉が渇く理由は、彼の血筋に関係しています。

ゲームの序盤から、湊はしきりに「喉が渇く」と口にし、水を飲むシーンが頻繁に描かれています。
これは、湊の体に流れている血が理由となっています。
湊は母親の結（ゆい）の子供であり、結は綾乃（あやの）の子供です。
綾乃は、物語の中で化け物として描かれており、彼女の体には生き物の血を摂取しなければならないという特異な性質があります。

このため、湊にもその性質が受け継がれているのです。
具体的には、湊の血筋に流れている化け物の血が原因で、普通の人間のように水だけでは喉の渇きを完全に潤せない状態となっています。
この喉の渇きは、湊が化け物の影響を受けていることを示唆しており、物語の伏線として使われています。

さらに、この喉の渇きは物語が進むにつれて湊の身体にも変化をもたらす可能性を暗示しており、彼が今後どのような選択をするかが物語の大きなテーマの一つとなっています。

結はなぜ死んだのか

結（ゆい）の死の真相は、彼女の母である綾乃（あやの）と祖母・絹（きぬ）の関係に深く関係しています。

物語の中で、結の死は謎に包まれており、彼女がどのような理由で亡くなったのかが徐々に明かされていきます。
結は、母親である綾乃が化け物に変貌する前に生まれた子供です。
しかし、綾乃は人間としての意識を失い、異形の存在となってしまった後も、結を守ろうとする行動を見せています。

結の死因として考えられるのは、彼女が「ヒメツキ」と呼ばれる呪いのような現象の影響を受けたことです。
この現象は、深山家に伝わる繭姫伝説と深く結びついており、化け物となった綾乃が繭姫に取り憑かれた結果として起こったものとされています。
さらに、結自身も化け物としての影響を受けており、それが最終的に彼女の命を奪う原因となったと考えられます。

また、ゲーム内の手記からは、結が自ら命を絶った可能性も示唆されています。
結は、自分に流れる化け物の血が湊や他の人々に危害を加えることを恐れていたのかもしれません。
結の死は、物語の中心にある家族の呪いと悲劇を強く反映しており、その背景には彼女の母親と祖母の複雑な感情や関係が絡んでいます。

綾乃が化け物になった理由とは

綾乃（あやの）が化け物になった理由は、彼女の妹である絹（きぬ）の嫉妬と深山家の呪いが大きな要因です。

もともと綾乃は普通の人間でした。
しかし、彼女の婚約者である佐一（さいち）に絹が恋心を抱いていたことで、姉妹の関係は次第に複雑になっていきます。
嫉妬心に駆られた絹は、ある紅葉狩りの際に綾乃を山に置き去りにしてしまいました。
この出来事が、綾乃が人間から化け物へと変貌していくきっかけとなったのです。

さらに、この家には「ヒメツキ」と呼ばれる呪いのような現象が存在します。
これは、「姫憑き」とも書かれ、深山家の人々に取り憑き、化け物にしてしまうというものです。
綾乃が山中で一月以上行方不明だった後、再び家に戻ってきた時には、彼女の外見は変わらぬままでしたが、精神的には既に化け物としての変化が始まっていました。

そして、深山家に伝わる「繭姫伝説」が、綾乃を化け物にした原因と深く関わっています。
伝説によると、繭姫という存在が深山家に対する怨念を持ち、その怨念が綾乃に憑依することで、彼女は異形の姿に変わってしまったとされています。
このようにして、嫉妬、呪い、そして伝説が絡み合い、綾乃は化け物として深山家に戻ることになったのです。

彼女とは何者か、正体を考察

「彼女」とは、綾乃が化け物と一体化した存在であり、その正体は「繭姫（まゆひめ）」です。

物語の中では、「彼女」として何度も言及される存在が登場します。
この「彼女」は、綾乃が化け物に変わった際に融合した何者かを指しており、物語を進める中でその正体が少しずつ明らかになります。
「彼女」とは、一言で言えば、深山家に伝わる「繭姫伝説」の繭姫です。

繭姫は、かつて深山家の庭に生き埋めにされたと伝えられており、その後も深山家に戻ってきたという伝説が存在します。
しかし、掘り返した時には繭姫の姿はなく、代わりに無数の蚕と繭だけが見つかったとされています。
このことから、繭姫の怨念が生き続けており、長い年月を経て綾乃に憑依したと考えられます。

また、「ヒメツキ」という呪いが「姫憑き」とも解釈できることから、「彼女」と一つになった綾乃は、怨念の象徴としての「繭姫」に憑依された状態であることがわかります。
この「彼女」という存在が、綾乃を人間として戻ることのできない状態に変えてしまったのです。

綾乃の子供である結の秘密

結（ゆい）は、実は綾乃（あやの）の子供であり、特殊な出生の秘密を持っています。

物語の序盤で、結は湊（みなと）の母親として紹介されますが、真相はさらに複雑です。
結の本当の母親は絹ではなく、化け物となった綾乃なのです。
綾乃は、化け物に変わる前に妊娠していましたが、人間のまま出産することはできず、長い時間をかけて繭の中で子供を育てました。

このため、結は綾乃の単為生殖によって生まれたとされています。
単為生殖とは、通常の受精を伴わずに子供を産む現象であり、これは昆虫の蚕の一部でも見られるものであるため、化け物となった綾乃がその性質を受け継いだ可能性があります。

また、物語内の手記において、佐一（さいち）は「一度も手を触れることができなかった」と書いており、結が人間として産まれたものではなく、何らかの超自然的な方法で生まれたことを示唆しています。
このため、結の出生には多くの謎が残されており、彼女の運命もまた、深山家に伝わる「繭姫伝説」と深く結びついています。

このようにして、結は普通の人間ではなく、異質な存在として物語の中に存在しており、彼女の死もまた深山家の呪いと密接に関係しています。

ウツロマユのネタバレ考察とエンディング

・エンディングの種類と条件を解説
・考察で分かる綾乃の本当の思い
・結は誰の子供かを考察
・綾乃の愛と執着についての考察
・綾乃と絹、姉妹の関係の真相
・【ウツロマユのネタバレ】のまとめ

エンディングの種類と条件を解説

「ウツロマユ」には複数のエンディングがあり、それぞれの条件を満たすことで異なる結末を見ることができます。

エンディングは大きく分けて4種類と2つの特殊エンドが存在します。

1. エンディング1（True Ending）：「最後にとどめを刺す」
湊（みなと）が綾乃（あやの）の呪われた宿命に決着をつける選択をした場合のエンディングです。
この結末では、湊が綾乃にとどめを刺し、その後、絹（きぬ）の一周忌に再び一ノ瀬村を訪れるシーンが描かれます。
条件としては、最後の選択肢で「とどめを刺す」を選ぶことが必要です。

2. エンディング2（Another Ending）：「最後にとどめを刺さない」
このエンディングでは、湊は大学を辞め、綾乃を世話する決意をします。
湊は絹の後を継ぎ、綾乃を見守ることになります。
条件としては、最後の選択肢で「とどめを刺さない」を選ぶことが必要です。

3. エンディング3（Extra Ending）：「最後にウツロを飲ませる」
ウツロというアイテムを入手し、最後の戦闘後に綾乃に飲ませることで見ることができるエンディングです。
このエンディングでは、綾乃が繭姫として再生し、人間の姿に戻るものの、実際は別の存在となって現れます。
条件として、特定のアイテム「蝶の鍵」を持ち、指定された手順を踏む必要があります。

4. エンディング4（U.F.Oエンド）
U.F.Oエンドは、一風変わったギャグ的な結末です。
条件は非常に特殊で、「アルミホイル帽」を装着し、特定のポスターを確認するなど、特別な手順を踏むことが求められます。

特殊エンド1：「メリーさんエンド」
深山家の電話で9679に電話をかけ、特定の手順を踏むと見ることができるエンディングです。
メリーさんというキャラクターに関する一連のイベントを進めることで到達します。

特殊エンド2：「鶏エンド」
深山家の庭にいる鶏を全滅させることで見ることができる、ユーモラスなエンディングです。
エンディングのための特別なストーリー要素はありませんが、ファンには好評なギャグ要素です。

エンディングの種類と条件を把握することで、ゲームの持つ深い物語や多様な結末を楽しむことができます。

考察で分かる綾乃の本当の思い

綾乃（あやの）は、化け物に変貌してもなお、妹の絹（きぬ）に対して特別な感情を持っていました。

物語の中で、綾乃は化け物になった後も、人間だった頃の記憶の一部を保持しています。
その記憶が、絹に対する彼女の特別な思いを伝える手がかりとなります。
佐一（さいち）の手記には「彼女が目をやる先に誰がいるのか、彼女がそばにいてほしいと望む相手が誰なのか、それが僕でないことも」と記されています。
これらの記述から、綾乃が真に愛していたのは絹であった可能性が高いと考えられます。

また、綾乃の手記には「絹ちゃんを忘れてしまう前に私を殺して」と書かれており、彼女が化け物になる前から絹への執着があったことを示唆しています。
このことからも、綾乃が絹に対して抱いていたのは、単なる姉妹の愛情以上のものだったと推察できます。

さらに、綾乃は化け物となった後も絹を害することはなく、彼女だけは食の対象にはなりませんでした。
そのため、最後の瞬間まで絹を守り続ける行動が見られます。
これらの証拠を総合すると、綾乃の本当の思いは、絹に対する深い愛情と執着であったと言えます。

結は誰の子供かを考察

結（ゆい）は、綾乃（あやの）と佐一（さいち）との間に生まれた子供ですが、ここには一筋縄ではいかない複雑な背景があります。

まず、結の母親は絹（きぬ）ではなく、実の母は綾乃であることがゲーム内で明かされています。
物語では、綾乃が化け物になる前から結を妊娠していたことが示唆されています。
しかし、綾乃は人間であった時期に出産できなかったため、結は化け物になった後に誕生しました。

結の誕生に関する手記の中には、佐一が「ついには一度も手を触れることができなかった」と記されている部分があります。
これから推測できるのは、結は人間同士の自然な妊娠ではなく、綾乃の単為生殖、もしくは異常な方法で誕生した可能性があるということです。
このことから、結は通常の人間の子供ではなく、化け物としての綾乃の血を受け継いでいることが分かります。

また、物語の中では結が自ら命を絶ったとされていますが、これは彼女自身の血に流れる異質な存在が原因であるとも考えられます。
そのため、結の正体は単なる人間の子供ではなく、綾乃が化け物になってから生まれた、特殊な血を持つ子供という複雑な背景を持っています。

綾乃の愛と執着についての考察

綾乃（あやの）は化け物になった後も、妹の絹（きぬ）に対する強い愛と執着を見せ続けました。

綾乃が化け物になったのは、絹が綾乃を山に置き去りにしたことが原因でしたが、それでも彼女の心には絹に対する特別な感情が残っていました。
佐一（さいち）の手記には、「彼女（綾乃）が目をやる先に誰がいるのか、それが僕でないことも」と記されており、佐一ではなく絹を愛していたことが示唆されています。
このことから、綾乃の執着は、単なる姉妹愛を超えた深い感情であったことが分かります。

さらに、綾乃の手記には「絹ちゃんを忘れてしまう前に私を殺して」と書かれており、化け物になってもなお、絹を守りたいという強い意志が見えます。
綾乃は化け物になった後も、絹を襲うことは一度もなく、むしろ絹の世話をし続ける行動をとっていました。
これにより、綾乃の愛と執着は一方的なものではなく、絹の存在を守りたいという純粋な思いであったことが浮かび上がります。

また、絹以外の人間を襲う一方で、絹だけは特別扱いしていたことも注目すべき点です。
この行動は、綾乃の愛情が絹に対するものであり、他の誰にも向けられていなかったことを示唆しています。
そのため、綾乃の愛と執着は、物語の中でも非常に重要なテーマであり、物語全体のキーとなる要素です。

綾乃と絹、姉妹の関係の真相

綾乃（あやの）と絹（きぬ）の姉妹関係は、一見すると普通の姉妹のようですが、その裏には複雑な感情と出来事が隠れています。

綾乃と絹は元々仲の良い姉妹でしたが、佐一（さいち）との婚約話が決まったことで、その関係が徐々に歪んでいきます。
絹は佐一に好意を抱いていましたが、綾乃が佐一と婚約することになり、嫉妬心が芽生えます。
この嫉妬心が、紅葉狩りの際に綾乃を山に置き去りにするという大きな決断につながりました。
これが原因で、綾乃は化け物になり、深山家に戻ってくることになります。

一方で、化け物になった後の綾乃は、絹に対してのみ特別な態度を見せ続けました。
絹もまた、綾乃を疎ましく思いつつも、彼女が化け物になった後はその世話をし続けることになります。
これは、絹が綾乃への罪悪感を抱き、それを贖おうとしているようにも見えます。
そのため、姉妹の関係は、愛憎が絡み合った非常に複雑なものであったと言えるでしょう。

最終的に、絹は自らの命を犠牲にしてでも、綾乃のそばにいることを選びました。
これは、絹が自分の犯した罪を贖うための行動であり、また綾乃との姉妹としての絆を取り戻したいという強い願望だったと考えられます。
このように、綾乃と絹の関係は、単なる姉妹愛ではなく、複雑な感情と出来事に満ちたものであったことがわかります。