会議の開始時間になってもGoogle Meetから何の音も聞こえず、ヘッドセットを抜き差ししたりパソコンの音量をいじったりして焦った経験がある人は多いです。
実際には、マイクやスピーカーの選択ミスやブラウザの権限設定など、少しの設定の違いが原因になっているケースが少なくありません。
この記事では、今まさに音が聞こえなくて困っている人向けに、できるだけ少ない手順で原因を切り分け、必要な設定だけを順番に見直す方法をまとめます。
・Google Meetで音声が聞こえないときの最短チェックポイント
・PC版Google Meetの音声設定を見直す具体的な手順
・ブラウザやOS側のマイク・スピーカー設定の確認方法
・音声トラブルを減らすための事前準備と再発防止のコツ
Google Meetで音声が聞こえないときの基本的な確認と設定
Google Meetで音が聞こえないときは、原因をざっくり「Meetの設定」「PCやスマホ本体の設定」「周辺機器」の三つに分けて考えると整理しやすくなります。
この章では、まず最短で確認したいポイントから順に、PCとスマホそれぞれで見直すべき設定を具体的な手順で説明します。
結論:最短で確認したい3つのポイント
いきなり細かい設定を触る前に、次の三つを順番に確認すると、多くの場合はここで解決します。
- Meet画面で自分や相手がミュートになっていないか
- Meetの「設定」の音声タブで、マイク・スピーカーのデバイスが合っているか
- PCやスマホ本体の音量・消音設定が適切か
Meetの会議画面右下のメニューから「設定」→「音声」を開き、マイクとスピーカーのプルダウンで使用したいデバイスを選び直せます。
PC版ではスピーカーのテストボタンが用意されているので、ここで音が鳴るかどうかを確認すると切り分けがしやすくなります。
(出典:Connect your video & audio) (Googleヘルプ)
現場では、ヘッドセットを抜き差ししたり外部ディスプレイをつないだ後に、意図しないデバイスが選ばれて音が出なくなるケースがよく見られます。
「何かを接続した/外した直後に音が出なくなったかどうか」を思い出すことも、原因を特定する判断材料になります。
事前に確認しておきたい環境と前提
音声トラブルの多くは、そのときの環境によって起こりやすい条件が決まっています。
次のような前提を押さえておくと、原因の見当がつきやすくなります。
- 社用PCか、自分の私用PCか
- 社用PCでは、セキュリティポリシーでマイクへのアクセスが制限されている場合があります。
- 使用しているブラウザ(Chrome、Edge、Safariなど)は最新版か
- ブラウザを最新版に保つことは、音声関連の不具合の解消にもつながります。
(出典:Fix audio issues in Google Meet) (Googleヘルプ)
- ブラウザを最新版に保つことは、音声関連の不具合の解消にもつながります。
- 社内Wi-Fiか、モバイルルーター/テザリングか
- ネットワークの品質が悪いと、音が途切れたり聞こえなくなったりすることがあります。
たとえば「家のWi-Fiだと問題ないが、オフィスのPCだけマイクが使えない」という場合は、ブラウザやMeetではなく社内の設定が原因になっている可能性が高いと判断できます。
Meet画面から音声設定を見直す手順(PC)
PCでGoogle Meetを使っているときは、まずMeet本体の音声設定から確認すると効率的です。
具体的な手順は次のとおりです。
- meet.google.comで会議に参加、または新しい会議を開始する
- 画面右下の「︙」アイコン(その他オプション)をクリックする
- 「設定」をクリックし、左側のメニューから「音声」を選ぶ
- 「マイク」と「スピーカー」のプルダウンで、使いたいデバイスを選ぶ
- 「テスト」をクリックして、スピーカーから音が出るかを確認する
Meetの設定画面から、会議中でもマイクとスピーカーを切り替えることができます。
音が出ないときは、まずここで選ばれているデバイス名が、実際に使っているヘッドセットやスピーカーと一致しているかを確認しましょう。
(出典:Tips to manage your audio & video) (Googleヘルプ)
会議の参加前画面(プレビュー画面)でも同じように音声デバイスを選べるため、「参加する前に一度テストする」という運用にしておくと、トラブルが起きたときに原因を特定しやすくなります。
ブラウザとOS側のマイク・スピーカー設定を確認する
Meet側の設定が合っているのに音が出ない場合は、ブラウザやOSの設定でマイクやスピーカーがブロックされていないかを確認します。
まずブラウザの権限設定です。
Chromeであれば、アドレスバー左の鍵アイコンをクリックし、「マイク」「サウンド」が「許可」になっているかを確認します。
必要に応じて、「このサイトでは常に許可する」に変更します。
(出典:Fix audio issues in Google Meet) (Googleヘルプ)
次にOS側の設定です。
- Windowsの場合
- 「設定」→「プライバシー」→「マイク」で、アプリにマイクの使用が許可されているかを確認します。
- macOSの場合
- 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」で、使用しているブラウザにチェックが入っているかを確認します。
また、システムの「サウンド」設定で、既定の入力デバイスと出力デバイスが意図したものになっているかを確認することも重要です。
会議では、外付けモニターのスピーカーが既定になっていて音が出ているのに、参加者がそのモニターの音量を絞ってしまっている、といった勘違いもよく起こります。
スマホアプリで音声が出ないときの設定
スマホやタブレットでGoogle Meetを利用している場合は、アプリ内と端末本体の両方で音声設定を確認します。
Meetアプリの会議画面では、画面右上のアイコンから音声の出力先を切り替えることができます。
スピーカー、受話口、有線イヤホン、Bluetoothヘッドセットなどから選択できるため、意図しないデバイスが選ばれていないかを確認しましょう。
(出典:Improve your video & audio experience – Android) (Googleヘルプ)
iPhoneやiPadでも同様に、Meetアプリの画面右上から音声出力を切り替えることができ、スピーカーやBluetooth機器を選べます。
(出典:Improve your video & audio experience – iPhone & iPad) (Googleヘルプ)
あわせて、端末の音量ボタンやサイレントスイッチ(iPhone)なども確認しておきましょう。
着信音量だけでなくメディア音量が絞られていると、通知音は鳴るのに会議だけ聞こえない、といった状態になることがあります。
Android版のMeetでは、特定のモード(コンパニオンモードなど)でマイクやスピーカーが無効になっている場合があります。
そのようなモードで参加していないかを確認し、必要であれば会議を退出して通常モードで参加し直します。
(出典:Fix audio issues in Google Meet – Android) (Googleヘルプ)
つまずきやすい症状別:自分の声が届かない/相手の声が聞こえない
同じ「音が聞こえない」でも、どこで聞こえなくなっているかで確認すべき設定が変わります。
次のように切り分けると、原因を絞り込みやすくなります。
自分の声が相手に届かないとき
- 相手には他の人の声が聞こえているか
- 自分だけ聞こえない場合は、自分側のマイク設定が疑わしいです。
- Meetの参加者一覧で、自分の名前の横に話したときの音量インジケータが表示されるか
- ここに反応がない場合は、マイク入力自体が届いていません。
この場合は、Meetの「音声」設定でマイクデバイスを切り替えたうえで、ブラウザやOS側のマイク権限も確認します。
(出典:Fix audio issues in Google Meet) (Googleヘルプ)
会議中の会話例としては、次のように原因を切り分けるとスムーズです。
「私の声、誰にも聞こえていませんか」
「他の人の声はどうですか」
これで「あなたの声だけ聞こえない」のか「全員聞こえない」のかがわかり、設定を見直す範囲を狭められます。
相手の声が自分に聞こえないとき
- 他のアプリ(音楽プレーヤーなど)では音が出るか
- Meetのスピーカー設定で、正しい出力デバイスが選ばれているか
- 外付けモニターやミュート機能つきヘッドセットなどの物理的なミュートが有効になっていないか
Googleのヘルプでも、スピーカーやヘッドセットの選択ミス、外付けモニターのスピーカーが選ばれていることなどが音声トラブルの原因として挙げられています。
(出典:Troubleshoot video & audio quality in a meeting) (Googleヘルプ)
「別の会議や別のサービス(YouTubeなど)では音が出るかどうか」を試すと、Meet固有の問題か、PC全体の問題かを判断する材料になります。
特定の人だけ聞こえないとき
特定の参加者の音だけ聞こえない場合は、その人側のマイク設定やネットワーク環境が原因であることが多いです。
「こちらからは他の人の声は聞こえている」「あなたの声だけ小さい/聞こえない」といった情報を共有し、その人にマイク設定やネットワーク状況を確認してもらいましょう。
このように、どの人の声が、どのタイミングで聞こえなくなるかを整理して判断することで、設定を直す対象をしぼり込むことができます。
音声トラブルを減らすための設定のコツと再発防止
一度音声が出るようになっても、会議のたびにトラブルが起きていてはストレスがたまります。
この章では、日常的にできる設定の工夫や運用のコツを紹介し、同じ問題を繰り返さないための考え方をまとめます。
音声デバイスを固定・整理しておくコツ
会議のたびに別のヘッドセットやスピーカーを使うと、PCやMeetがどのデバイスを使うべきか判断しにくくなり、意図しないデバイスが選ばれやすくなります。
一般的には、次のような工夫をしておくと安定しやすくなります。
- よく使うヘッドセットやスピーカーを一つ決め、PCの既定デバイスに設定しておく
- 使わないオーディオデバイスは、OS側で無効化するか、物理的に取り外しておく
- 会議中にデバイスを抜き差ししない
Googleのヘルプでも、会議にはマイクつきのヘッドセットを使い、Meetの設定で正しいカメラ・マイク・スピーカーを選ぶことが推奨されています。
(出典:Troubleshoot video & audio quality in a meeting) (Googleヘルプ)
現場では、外付けディスプレイのスピーカーや、USBマイク、Bluetoothイヤホンなどが混在している環境ほどトラブルが起きやすい傾向があります。
「会議ではこのヘッドセットとこのPCだけを使う」と決めると、音声設定の見直しにかかる時間が大きく減ります。
会議ごとに確認したいチェックリスト
会議前の1分でできるチェックを習慣にするだけで、音声トラブルに遭遇する回数を減らせます。
判断基準は「会議に入る前の画面で、マイクとスピーカーが正しく動いているかどうか」です。
具体的には、次のような項目を意識します。
- Meet参加前のプレビュー画面で、話したときにマイクのインジケータが動くか
- Meetの「設定」→「音声」で、マイクとスピーカーが想定どおりのデバイスになっているか
- 直前にイヤホンや外付けモニターを抜き差ししていないか
たとえば、「毎朝の定例会議の5分前に、テスト用のMeet部屋でマイクとスピーカーを確認する」と決めておくと、本番の会議で音が出ないリスクをかなり下げられます。
ネットワークや拡張機能が原因のときの考え方
設定を丁寧に見直しても、音が途切れたり、一定時間ごとに無音になってしまうことがあります。
この場合は、ネットワークやブラウザ拡張機能など、「Meet以外の要素」が原因の候補になります。
ネットワークについては、Googleも公式に「安定した接続を確保すること」や「他のデバイスやアプリの帯域使用を減らすこと」を推奨しています。
(出典:Troubleshoot video & audio quality in a meeting) (Googleヘルプ)
具体的な対処の方向性は次のとおりです。
- 同じWi-Fiに接続している他の機器(動画配信や大きなダウンロードなど)を一時的に止める
- 可能であれば有線LAN接続に切り替える
- ブラウザの拡張機能を一時的に無効化し、シークレットウィンドウでMeetに参加してみる
- 別のブラウザ(ChromeとEdgeなど)で再現するかを確認する
実務では、「特定の拡張機能を無効にしたら音声が安定した」「VPNを切ったら音が途切れなくなった」といったケースも珍しくありません。
設定だけにこだわらず、ネットワークやブラウザ環境も含めて広く原因を考えることが大切です。
よくある質問
Q. ヘッドセットを変えたら急に音が出なくなりました。最初にどこを見ればよいですか。
A. まずMeetの「設定」→「音声」で、マイクとスピーカーが新しいヘッドセットになっているかを確認します。
それでも音が出ない場合は、OSのサウンド設定で既定のデバイスになっているか、Bluetooth接続が安定しているかを順に見ていくと原因を絞り込みやすくなります。
Q. 社用PCだけマイクが使えません。家のPCでは問題ないのですがどうすればよいですか。
A. 社用PCでは、組織のポリシーでマイクやカメラへのアクセスが制限されている場合があります。
Meetやブラウザ側で設定を変えても改善しないときは、社内のIT担当者に相談し、マイクの利用権限やセキュリティソフトの設定を確認してもらうのが安全です。
Q. スマホのMeetでは音が出るのに、PCだけ聞こえません。どちらを基準に考えればよいですか。
A. 同じ会議でスマホからは問題なく音が聞こえるなら、会議自体ではなくPC側の設定や環境が原因の可能性が高くなります。
PCのブラウザ権限、OSのサウンド設定、接続しているヘッドセットなどを重点的に確認しましょう。
Q. 相手から「声が小さい」と言われます。設定で調整できますか。
A. Meetのマイク音量はシステム側の設定に依存する部分が多いため、OSのサウンド設定でマイクのレベルを上げる、ヘッドセットのマイク位置を口元に近づける、といった調整が有効です。
グループ会議では、周囲の雑音を抑えるためにも、マイク付きヘッドセットの使用が一般的に推奨されます。
Google Meetで音声が聞こえないときの設定のまとめ
・まずMeetの音声設定とミュート状態を確認する
・マイクとスピーカーのデバイス名が想定どおりかを見る
・PCやスマホ本体の音量とサイレント設定を確認する
・ブラウザのマイク権限が許可になっているかを確認する
・OSのサウンド設定で既定の入力出力デバイスを確認する
・スマホアプリでは音声出力先の切り替えを試す
・自分の声が届かないか相手の声が聞こえないかを切り分ける
・外付けモニターやヘッドセットの物理ミュートも確認する
・ネットワークの品質や他アプリの帯域使用も疑う
・拡張機能やVPNを一時的に無効化して再現を確認する
・会議前にプレビュー画面でマイクとスピーカーをテストする
・よく使うヘッドセットを決めて既定デバイスに設定しておく
・不要なオーディオデバイスは無効化するか取り外しておく
・社用PCで改善しない場合は管理者やIT担当者に相談する
・同じトラブルを繰り返さないようチェックリストを習慣化する
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