2025年2月23日放送の「健康カプセル!ゲンキの時間」では、きつい運動を新しく始めなくても消費エネルギーを増やすNEAT生活が紹介されました。
NEATは、掃除、早歩き、階段、作業、趣味など、運動以外の日常動作で使われるエネルギーに注目する考え方です。
「運動が苦手」「まとまった時間が取れない」「座りっぱなしが多い」と感じる人でも、普段の生活を少し変えるだけで始めやすいのが特徴です。
番組では、掃除機がけ、網戸掃除、洗面所掃除、お風呂掃除、早歩き、階段、家具の組立、靴磨き、カラオケなどが、心拍数を上げる日常動作として紹介されました。
さらに、基礎代謝との関係、ミトコンドリア、食事誘発性熱産生、香辛料やたんぱく質、ゆっくり噛む食べ方も取り上げられています。
この記事では、NEAT生活で消費を増やすコツを、掃除、移動、座りっぱなし対策、食事習慣、注意点に分けてまとめます。
・NEAT生活で消費を増やす日常動作
・掃除や早歩きや階段を取り入れるコツ
・基礎代謝とミトコンドリアやDITの関係
・やりすぎを避けたい人と実践前の注意点
★目次をチェックして目的の情報へ飛んで下さい。
★時間のない方は本文の下の方に簡潔な「まとめ情報」もあります。
ゲンキの時間のNEAT生活で消費を増やす方法
健康カプセル!ゲンキの時間の2025年2月23日放送回では、きつい運動を新しく始めるのではなく、日常生活の中で消費エネルギーを増やすNEATが紹介されていました。
テーマは「基礎代謝を上げる!ニート生活」です。
ここでいうニート生活は、仕事をしていないという意味ではなく、運動以外の家事、移動、仕事、趣味などで使われるエネルギーに注目する考え方です。
私が見ていて分かりやすいと感じたのは、「運動しなければ」と身構えるよりも、普段の動きを少し変えるだけで始められる点でした。
ただし、消費カロリーや基礎代謝の変化は人によって違います。
番組で紹介された内容も、誰にでも同じ結果が出る方法ではなく、生活の中で活動量を増やすヒントとして見るのが自然です。
・まず増やしたい日常動作
・掃除で心拍数を上げる工夫
・早歩きと階段の使い方
・作業や趣味もNEATになる理由
・座りっぱなしを減らすコツ
・心拍数を目安にする考え方
・きつい運動が苦手な人の始め方
まず増やしたい日常動作
NEATは、非運動性熱産生のことです。
番組では、運動以外の家事、仕事、趣味の活動、外での移動など、日常生活で消費されるエネルギーとして紹介されていました。
1日に消費される総エネルギーのうち、基礎代謝が約6割を占め、次に多いのがNEATとされています。
まず意識したいのは、特別な運動メニューを足すことではありません。
番組で心拍数が上がる行動として挙がっていたのは、次のような日常動作です。
・掃除機がけ
・網戸掃除
・洗面所掃除
・お風呂掃除
・早歩き
・階段を使う
・家具の組立
・靴磨き
・カラオケ
この並びを見ると、運動着に着替えて行う運動だけが活動量を増やす手段ではないことが分かります。
掃除、移動、作業、趣味のどれも、やり方次第で安静時より身体を使う時間になります。
大切なのは、毎日の中で「座っているだけ」「ゆっくり動くだけ」の時間を、少しだけ活動的な時間に置き換えることです。
実践するなら、最初から全部を増やす必要はありません。
家の中でできる人は掃除系、外出が多い人は早歩きや階段、休日にまとまった作業がある人は家具の組立や片付けのように、自分の生活にすでにある動きから選ぶと続けやすくなります。
番組の内容を見ても、NEAT生活は「新しい運動を追加する」というより、「すでにある行動を少し活動的にする」考え方に近いと感じました。
掃除で心拍数を上げる工夫
掃除は、NEAT生活に取り入れやすい行動です。
番組では、網戸掃除、掃除機がけ、洗面所掃除、お風呂掃除で心拍数が上がっていたことが紹介されていました。
家の中で完結しやすく、天気や時間帯に左右されにくい点も、日常活動として使いやすいところです。
掃除で意識したいのは、だらだら長く続けることよりも、身体を止めっぱなしにしないことです。
たとえば、掃除機をかける時は、手先だけでなく部屋を移動しながら行う。
洗面所掃除やお風呂掃除では、しゃがむ、立つ、腕を動かすといった動きが自然に入ります。
網戸掃除も、腕を上げたり体勢を変えたりするため、座ったままの時間とは違う刺激になります。
掃除系のNEATは、次のように生活場面で選べます。
・短時間で始めやすいもの:掃除機がけ、洗面所掃除
・腕や体勢の変化が入りやすいもの:網戸掃除、お風呂掃除
・座りっぱなしの中断に使いやすいもの:部屋の片付け、床まわりの掃除
生活活動の強度を示す考え方にメッツがあります。
メッツは、安静に座っている状態を1とした時に、どれくらいのエネルギーを使うかを示す単位です。
掃除機がけや風呂掃除などは、生活活動の一例としてメッツ表にも示されています。
(出典:厚生労働省系 e-ヘルスネット公式サイト)
ただし、掃除を運動代わりにしようとして、無理に急いだり、腰や膝に負担がかかる姿勢を続けたりする必要はありません。
特にお風呂掃除は、かがむ動作や濡れた床での動きが入るため、転倒や痛みに注意したい行動です。
心拍数が少し上がる程度を目安にし、息苦しさや痛みが出る場合は強度を落とすのが安全です。
早歩きと階段の使い方
移動の中で取り入れやすいNEATが、早歩きと階段です。
番組でも、早歩きと階段を使う行動が心拍数を上げる例として紹介されていました。
通勤、買い物、家の中の移動など、すでに歩く場面がある人ほど取り入れやすい方法です。
早歩きは、長距離を歩くことよりも、いつもの歩き方を少し活動的にする考え方です。
駅までの道、買い物中の移動、建物内の移動などで、無理のない範囲で歩くテンポを上げます。
会話ができないほど息が上がる必要はなく、普段より少し身体が温まる、心拍数が上がる程度を目安にすると実践しやすくなります。
階段は、エレベーターやエスカレーターを毎回やめるというより、使える場面だけ選ぶ方が現実的です。
たとえば、上りがきつい日は下りだけ階段にする。
荷物が重い時や疲れている時は無理をしない。
体調がよい時だけ、1階分だけ階段を選ぶ。
こうした小さな選択でも、座ったまま・立ったまま移動する時間とは違う身体活動になります。
生活活動のメッツ表では、階段を上る、やや速歩、かなり速歩なども日常の身体活動として扱われています。
番組で紹介された早歩きや階段は、特別な運動というより、生活の中で活動強度を少し上げる動きとして考えると分かりやすいです。
(出典:厚生労働省 地域健康政策推進事業委託事業公式資料)
注意したいのは、階段や早歩きは、膝、腰、足首に不安がある人では負担になりやすいことです。
痛みがある時に無理をして階段を増やすと、続けるどころか日常生活の動きそのものがつらくなる場合があります。
NEAT生活は「できる動きを増やす」方法なので、無理な場面では掃除や立ち作業など別の動作に置き換える方が安全です。
作業や趣味もNEATになる理由
番組では、家具の組立、靴磨き、カラオケも心拍数が上がる行動として紹介されていました。
この点は、NEAT生活の幅を広げてくれる部分です。
消費エネルギーを増やす行動というと、歩く、走る、筋トレをする、といった運動を想像しがちですが、実際には作業や趣味の中にも身体を使う場面があります。
家具の組立は、立つ、しゃがむ、腕を使う、部品を運ぶ、姿勢を変えるといった動作が入ります。
靴磨きも、手先だけの作業に見えて、姿勢の維持や腕の動きが続きます。
カラオケは趣味ですが、声を出す、姿勢を保つ、身体を動かすなど、座って静かに過ごす時間とは違う活動になります。
生活の中でNEATを増やす時は、次のように考えると選びやすくなります。
・座ったままより立って行える作業を選ぶ。
・手だけでなく、腕や体幹も使う作業を選ぶ。
・短時間でも身体が温まる行動を選ぶ。
・趣味の時間も、身体を使う要素があるものを取り入れる。
ここで大切なのは、作業や趣味を「義務」にしすぎないことです。
NEAT生活は、きつい運動なしで活動量を増やす考え方なので、楽しくできる行動や、ついでにできる行動ほど相性がよくなります。
カラオケのような趣味が例に入っていたのは、続けやすさという意味でも印象的でした。
ただし、家具の組立や家財道具の移動は、内容によって負荷が高くなることがあります。
重い物を持つ、無理な姿勢で長く作業する、急いで行うといったやり方は、腰や肩の負担につながります。
活動量を増やす目的でも、痛みが出る姿勢や危ない作業は避ける必要があります。
座りっぱなしを減らすコツ
NEAT生活で見落としやすいのが、何か特別に増やす前に、座りっぱなしを減らすことです。
厚生労働省系の身体活動・運動ガイドでは、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう注意し、少しでも身体を動かすことが示されています。
座位行動とは、座ったり寝ころんだりした状態で行われる、エネルギー消費が少ない覚醒中の行動のことです。
(出典:厚生労働省系 e-ヘルスネット公式サイト)
座りっぱなしを減らすには、長時間の運動を足すよりも、短い中断を何度も入れる方が始めやすいです。
デスクワークやテレビ時間が長い人は、次のような行動を挟むだけでも、完全に座り続ける時間を減らせます。
・飲み物を取りに立つ。
・洗面所や台所を軽く片付ける。
・短時間だけ掃除機をかける。
・部屋の中を歩く。
・階段や廊下を使って少し移動する。
・立った状態でできる用事を入れる。
この方法のよいところは、運動時間を新しく確保しなくても始められる点です。
まとまった30分を作るのが難しい人でも、数分単位の生活活動なら入れやすくなります。
番組で紹介されたNEATの考え方とも相性がよく、安静時間を少しずつ活動時間に置き換える発想です。
一方で、座りっぱなしを減らそうとして、急に長時間立ち続ける必要はありません。
立つこと自体がつらい人、足腰に痛みがある人、体調に不安がある人は、できる範囲で身体を動かすことが大切です。
立つ、歩く、掃除するという行動が難しい場合も、同じ姿勢が続きすぎないようにする意識が出発点になります。
心拍数を目安にする考え方
番組でNEAT生活のポイントとして出てきたのが、心拍数です。
暮らしの中で心拍数を上げる行動を繰り返すことで、基礎代謝が上がっていくと紹介されていました。
ここでいう心拍数は、運動選手のように厳密に管理するというより、身体が少し活動モードになっているかを見る目安として受け止めると分かりやすいです。
心拍数が上がりやすい行動には、共通点があります。
座ったままよりも、立つ、歩く、しゃがむ、腕を動かす、階段を使うなど、身体の大きな部分を使う動きが入ります。
掃除機がけ、お風呂掃除、早歩き、階段、家具の組立などが例に挙がったのも、この共通点で見ると自然です。
NEAT生活での心拍数の目安は、無理に息が切れるほど上げることではありません。
次のような感覚なら、日常の中で取り入れやすくなります。
・安静時より身体が温まる。
・少し呼吸が深くなる。
・動いた後に軽く汗ばむことがある。
・座っていた時より活動している実感がある。
・痛みや強い疲労感はない。
番組では、心拍数が上がるNEAT生活も有酸素運動の一種と説明されていました。
軽い動きでも、積み重ねることでミトコンドリアに関係し、基礎代謝アップが期待できるという流れです。
ただし、期待できる変化には個人差があります。
年齢、体力、運動習慣、食事、睡眠、体調によっても変わるため、心拍数が上がれば必ず痩せるという受け止め方は避けたいところです。
心拍数を目安にする時は、自分の体調も同時に見ることが重要です。
息苦しさ、めまい、胸の違和感、強い疲労感、関節の痛みがある時は、NEATを増やすより休む判断が必要です。
生活活動は身近だからこそ、無理なく続けられる強度を選ぶことが大切です。
きつい運動が苦手な人の始め方
きつい運動が苦手な人ほど、NEAT生活は始めやすい考え方です。
いきなりジョギングや筋トレを始めるのではなく、今ある生活の中から、少し動ける場面を選べばよいからです。
番組でも、掃除、早歩き、階段、作業、趣味といった身近な行動が例になっていました。
始め方は、次の順番にすると無理が少なくなります。
- 座りっぱなしになりやすい時間帯を見つける。
- その前後に、立つ、歩く、片付ける、掃除する動きを入れる。
- 移動の一部を早歩きや階段に変える。
- 家事の中で、身体を使う掃除を少し増やす。
- 疲れすぎない範囲で、作業や趣味の活動量を増やす。
この順番なら、運動が苦手な人でも「運動を始める」という心理的なハードルを下げやすくなります。
最初から長時間やる必要はなく、毎日の中で座っている時間を少し減らすだけでも、生活活動量を見直すきっかけになります。
向いているのは、まとまった運動時間を作りにくい人、運動を始めても続きにくい人、家事や移動の中で活動量を増やしたい人です。
反対に、注意が必要なのは、痛みがある人、息切れやめまいが出やすい人、心疾患や整形外科的な不安がある人、服薬中や持病がある人です。
その場合は、活動量や強度を自分で急に上げず、必要に応じて医師や理学療法士などに相談する方が安心です。
私がこの回を見て感じたのは、NEAT生活は「頑張る運動」よりも「生活の設計」に近いということです。
何を何分やるかを細かく決めるより、座る時間を減らし、心拍数が少し上がる行動を日常に散らす方が続けやすい人も多いはずです。
その意味で、運動が苦手な人ほど、まず試しやすい入口になる内容でした。
基礎代謝アップ習慣の判断材料
NEAT生活は、日常活動量を増やす方法として分かりやすい一方で、基礎代謝との関係や食事の扱いを誤解しないことも大切です。
番組では、NEATだけでなく、ミトコンドリア、DIT、香辛料、たんぱく質、ゆっくり噛むことも紹介されていました。
ここからは、実践前に知っておきたい判断材料として、基礎代謝アップ習慣を見ていきます。
大切なのは、どれか1つをやれば十分という考え方にしないことです。
日常活動、食事、体調、年齢、運動習慣によって、実感や変化は変わります。
番組で紹介された内容を、毎日の生活を見直すための材料として使うのが現実的です。
・NEATと基礎代謝の関係
・ミトコンドリアが関わる理由
・食事で意識したいDIT
・香辛料とたんぱく質の使い方
・ゆっくり噛む食べ方の意味
・やりすぎを避けたい人
・実践前に気になる疑問
NEATと基礎代謝の関係
基礎代謝とは、内臓や筋肉で使われる、生命維持のために最低限必要なエネルギーのことです。
番組では、基礎代謝が低下すると、疲れやすい、手足が冷える、生理不順、低血圧、便秘、肌荒れなどの不調につながることがあると紹介されていました。
また、基礎代謝を上げる基本として、運動と、食事を1日3食きちんと摂ることが挙げられていました。
NEATは、基礎代謝そのものではありません。
運動以外の日常活動で消費されるエネルギーです。
ただ、NEATを増やして総エネルギー消費量が増え、その生活を続けることで、基礎代謝の上昇が期待できると番組では紹介されていました。
ここで誤解したくないのは、NEATを少し増やせばすぐ基礎代謝が大きく変わる、という話ではないことです。
日常動作を増やすことは、身体を使う機会を増やす習慣です。
掃除や早歩き、階段などを生活に組み込むことで、安静に近い時間が減り、心拍数が上がる場面が増えます。
その積み重ねが基礎代謝アップを目指す流れになります。
番組では、寒い冬は身体を温める熱が必要なため、基礎代謝が上がりやすい傾向にあるとも紹介されていました。
冬は身体を動かすのがおっくうになりやすい季節ですが、見方を変えると、家の中の掃除や移動の工夫で活動量を増やす意味がある時期でもあります。
無理な運動ではなく、日常活動を少し活動的にすることが、NEAT生活の中心です。
ミトコンドリアが関わる理由
NEAT生活と基礎代謝の関係を考える時、番組で鍵として紹介されていたのがミトコンドリアです。
ミトコンドリアは、身体中の細胞内にあり、エネルギーを生み出す発電所のようなものとして説明されていました。
1つの細胞に100〜3000個ほど存在し、心拍数が上がる行動を続けることで数が増えると紹介されています。
番組では、筋肉の細胞内にあるミトコンドリアは、ジョギングなどの有酸素運動によって増え、基礎代謝を上げてくれる筋肉になると説明されていました。
さらに、心拍数が上がるNEAT生活も有酸素運動の一種であり、1つ1つは軽い運動でも積み重ねればミトコンドリアは増えていくとされていました。
この話で大事なのは、「軽い動きでも積み重ねる」という部分です。
掃除機がけを1回しただけ、階段を1回使っただけで大きく変わるというより、日常の中で心拍数が上がる場面を増やす考え方です。
早歩き、階段、掃除、作業、趣味を分けて考えるのではなく、全部を合わせて身体を使う時間として見ます。
私がこの説明で納得しやすいと感じたのは、NEAT生活が単なる「小まめに動こう」という話で終わっていなかった点です。
心拍数、ミトコンドリア、有酸素運動という流れがあることで、なぜ掃除や階段が基礎代謝アップ習慣につながるのかをイメージしやすくなっていました。
ただし、ミトコンドリアや基礎代謝の話を、すぐに体重変化へ結びつけすぎるのは避けたいところです。
食事量、睡眠、体調、筋肉量、年齢、継続状況によって結果は変わります。
NEAT生活は、痩せることを保証する方法ではなく、身体を使う生活に近づける方法として取り入れるのが安全です。
食事で意識したいDIT
番組では、基礎代謝アップにつながる食事術としてDITも紹介されていました。
DITは、食事誘発性熱産生のことです。
食事をすると身体が温まる現象で、摂取した食べ物を消化・吸収する際に消費されるエネルギーと説明されていました。
NEATが日常活動で消費を増やす考え方なら、DITは食事という行動でエネルギー消費が起こる仕組みに注目したものです。
番組では、「食事をする」という行動自体にDITを上げる作用があるとされていました。
基礎代謝を上げる基本として、食事を1日3食ちゃんと摂ることが挙げられていたのも、この流れとつながります。
ここで注意したいのは、DITを高めたいからといって、食べれば食べるほどよいという話ではないことです。
食事は、量、内容、タイミング、体調によって意味が変わります。
番組で紹介されたのは、食事を抜く方向ではなく、食事のとり方や食材の選び方を見直す考え方です。
NEAT生活と合わせるなら、食事は次のように位置づけると分かりやすいです。
・活動量を増やす土台として、食事を極端に抜かない。
・食事中はゆっくり噛むことを意識する。
・料理の中で香辛料やたんぱく質を取り入れる。
・特定食品だけに頼らず、食事全体で考える。
DITは、きつい運動なしで消費を増やすテーマと相性のよい補助要素です。
ただし、NEAT生活の記事では主役はあくまで日常活動量です。
DITは、掃除や早歩きなどの生活活動と一緒に、代謝を意識する習慣として扱うのが自然です。
香辛料とたんぱく質の使い方
番組では、DITを高める食材として香辛料とたんぱく質が紹介されていました。
香辛料では、唐辛子、ショウガ、黒コショウに含まれる栄養素には、代謝を促し体温を上昇させる働きがあるとされていました。
また、ニンニクに含まれるアリシンには、糖からのエネルギー産生を促進する効果があると紹介されています。
使い方の例としては、炒め物にショウガやコショウを加える、うどんや豚汁に七味を振るといった工夫が挙げられていました。
つまり、特別な料理を作るというより、普段の食事に少し足すイメージです。
番組の内容から見ても、香辛料は主役の食事法ではなく、料理の中で代謝を意識するためのひと工夫と考えるのが自然です。
一方、たんぱく質では、肉や豆腐などが例に出ていました。
たんぱく質はアミノ酸が結合した複雑な構造をしているため、他の栄養素よりも消化・吸収する際のエネルギー量が多くなると紹介されていました。
さらに、たんぱく質は筋肉の材料でもあるため、基礎代謝を上げることが期待できるとされています。
実践に置き換えるなら、次のような考え方になります。
・ショウガや黒コショウは、炒め物に加える。
・七味は、うどんや豚汁に少量振る。
・ニンニクは、料理の風味づけとして使う。
・肉や豆腐は、たんぱく質源として食事に入れる。
注意したいのは、香辛料もたんぱく質も、多ければ多いほどよいものではないことです。
香辛料は胃腸に刺激になる場合があり、体質によって合わない人もいます。
たんぱく質も、腎臓病などで制限がある人は個別事情を優先する必要があります。
基礎代謝を意識する食事術として取り入れる場合も、料理全体のバランスの中で無理なく使うことが大切です。
ゆっくり噛む食べ方の意味
番組では、DITを高める行動として、ゆっくり噛んで食べることも紹介されていました。
噛むと、レプチンという代謝を上げるホルモンが分泌されるとされ、早く食べるよりもゆっくり噛んで食べた方がDITが増加し、その状態が食後90分続くことが分かったと紹介されていました。
さらに、食後にガムを噛むことでもDITが増加する時間が持続するとされていました。
この内容は、食材を増やす話よりも取り入れやすい人が多いかもしれません。
なぜなら、食事の内容を大きく変えなくても、食べ方を見直すだけで始められるからです。
早食いになりやすい人にとっては、NEAT生活と同じく、日常の習慣を少し変える方法になります。
ゆっくり噛む時の考え方は、難しくありません。
・食事を急いで飲み込まない。
・ひと口ごとに噛む時間を少し長くする。
・食事中に一度箸を置く場面を作る。
・満腹感を急いで判断しない。
・食後のガムは、番組で紹介された補助的な工夫として扱う。
ただし、ガムを噛めば食事内容を気にしなくてよい、という話ではありません。
また、噛むことがつらい人、あごに痛みがある人、歯や口腔内に不安がある人では、無理に噛む回数を増やす必要はありません。
ゆっくり食べることは、食事のリズムを整える工夫として考えるのが安全です。
私が見ていて良いと思ったのは、NEAT生活とDITがどちらも「日常の小さな行動」に注目していた点です。
掃除や階段と同じように、噛み方も毎日の中にある習慣です。
大きな変化を一気に狙うより、こうした小さな行動を重ねる方が、現実的に続けやすい人も多いと感じました。
やりすぎを避けたい人
NEAT生活は身近な方法ですが、誰でも同じように活動量を増やしてよいわけではありません。
特に、痛み、息苦しさ、めまい、強い疲労感がある時は、無理に動くよりも休む判断が必要です。
日常動作だから安全と決めつけず、身体の反応を見ながら調整することが大切です。
注意したい人は、次のような条件がある場合です。
・心疾患など、心臓や血管に不安がある人。
・膝、腰、足首、肩などに痛みがある人。
・整形外科的な疾患や不安がある人。
・持病がある人。
・服薬中の人。
・めまいや息切れが出やすい人。
・強い疲労感が続いている人。
このような人は、早歩きや階段を増やすより、まず座りっぱなしを短く切る、立つ時間を少し入れる、軽い片付けにするなど、負担の少ない選択肢から考える方が安全です。
それでも不安がある場合は、医師、管理栄養士、理学療法士などに相談し、自分に合う活動量を決めることが大切です。
また、基礎代謝アップのメリットとして、番組では太りにくい、免疫力アップ、身体のコリ改善、冷え・むくみの改善、美肌効果などが紹介されていました。
ただし、これらは誰にでも同じように起こる結果として受け止めない方がよいです。
血流、体調、食事、睡眠、活動量、年齢、既往歴によって変わるため、生活を見直すきっかけとして扱うのが自然です。
食事面でも、やりすぎには注意が必要です。
香辛料を急に増やすと胃腸に負担を感じる人がいます。
たんぱく質も、制限が必要な病気がある場合は自己判断で増やさない方が安心です。
NEAT生活もDITの工夫も、強くやればよいのではなく、自分の生活と体調に合わせて続けられる形を選ぶことが大切です。
実践前に気になる疑問
NEAT生活を始める前に気になりやすいのは、「どのくらいやればよいのか」「本当に運動の代わりになるのか」「消費カロリーはどれくらいか」という点です。
番組では、掃除や早歩き、階段などで心拍数が上がることは紹介されていましたが、各行動ごとの正確な消費カロリーやランキングを示す内容ではありませんでした。
そのため、実践では細かい数値よりも、生活の中で活動時間を増やすことを重視した方が自然です。
まず、「何分やればよいのか」という疑問については、番組内容だけで一律の時間を決める必要はありません。
早歩き、階段、掃除、作業などを、生活の中で無理なく足すことが出発点です。
長く続けるより、座りっぱなしを減らし、心拍数が少し上がる場面を増やす方がNEAT生活らしい取り入れ方です。
次に、「運動しなくてもよいのか」という疑問です。
番組では、基礎代謝を上げる基本として運動も挙げられていました。
そのうえで、NEAT生活はきつい運動なしでも日常活動で消費を増やす方法として紹介されています。
つまり、運動を完全に不要にする話ではなく、運動が苦手な人や時間が取りにくい人でも、生活活動から始められるという位置づけです。
「どの行動から始めるべきか」で迷うなら、次のように選ぶと実践しやすくなります。
・家にいる時間が長い人:掃除機がけ、洗面所掃除、お風呂掃除。
・外出が多い人:早歩き、階段。
・座り仕事が多い人:立つ、歩く、片付ける、短い掃除。
・休日に作業がある人:家具の組立、靴磨き。
・楽しみながら動きたい人:カラオケ。
最後に、「効果が出るかどうか」が気になる人も多いはずです。
番組公式記事にも、NEATを増やすことによる効果には人によって違いがあるという注記があります。
だからこそ、短期間で体重や見た目の変化を期待しすぎるより、座りっぱなしを減らす、身体を使う場面を増やす、食事を抜かずに噛み方や食材を見直す、といった習慣の変化を見る方が続けやすくなります。
NEAT生活は、特別な道具や難しい運動を前提にしない点が魅力です。
その一方で、活動量を増やすほど必ず結果が出る方法ではありません。
自分の体調に合わせて、掃除、移動、作業、食事の工夫を少しずつ足していくことが、きつい運動なしで消費を増やす現実的な始め方です。
ゲンキの時間のNEAT生活についてのまとめ
・NEATは運動以外の日常動作で使うエネルギー
・掃除機がけや風呂掃除は始めやすいNEAT行動
・早歩きは普段の歩き方を少し活動的にする方法
・階段は体調や荷物に合わせて使える場面だけ選ぶ
・家具の組立や靴磨きも身体を使う作業になる
・カラオケなど趣味の時間も活動量を増やす場面になる
・座りっぱなしは短い立ち歩きや片付けで中断する
・心拍数は息切れより少し身体が温まる程度が目安
・きつい運動が苦手な人は掃除や移動から始めやすい
・NEATは基礎代謝アップを目指す生活習慣の一部
・軽い動きの積み重ねがミトコンドリアの話につながる
・DITは食事を消化吸収する時に使われるエネルギー
・香辛料は料理へのひと工夫として無理なく使う
・肉や豆腐などのたんぱく質は食事全体で取り入れる
・ゆっくり噛む食べ方は食事習慣を見直す方法になる
・痛みや息苦しさやめまいがある時は無理に動かない
・持病や服薬中の人は活動量を急に増やしすぎない
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