社内で通知用に作ったZapが急に動かなくなり重要なメールが全然Slackに流れてこないまま会議の時間を迎えてしまうことがあります。
原因がトリガーなのか権限なのかも分からずどこから触ればいいか分からないと焦ってしまう状況は多いです。
この記事ではZapierが「動かない」時にどこから確認しどの順番で直していけばよいかを整理して解説します。
・Zapierが動かない時にまず確認すべき基本ポイント
・トリガー設定まわりで起こりやすい不具合と対処方法
・権限不足や認証切れが原因のケースの見分け方
・再発を防ぐためのZap運用とチェックリスト
Zapierが動かない時にまず確認したい原因と基本の流れ
Zapierが動かない時は焦って細かい設定を触る前に全体の流れを整理することが大切です。
多くの場合はZap自体がオフになっているかトリガー条件が合っていないか連携アプリの権限や認証に問題があります。
ここでは「最短で直すための確認順」として基本のチェックポイントを押さえていきます。
まず確認したい結論と全体の流れ(最短で直すには)
Zapierが動かないと感じた時は次の順番で見ると原因を絞りやすいです。
- Zapがオンになっているか。
- そもそもトリガーとなるデータが発生しているか。
- Zap履歴に実行ログやエラーが残っているか。
- 連携アプリの接続や権限に問題がないか。
Zapがオフになっていないかの確認は一瞬でできます。
Zapがオンで履歴も全く残っていない場合はトリガーに問題がある可能性、履歴にエラーがある場合はその内容から対処を考えるのが分かりやすい判断基準になります。
現場では「細かいフィルターをいじる前にオンオフと履歴を見る」だけで解決の方向性が見えるケースが多いです。
事前にチェックしておきたい環境と前提条件
環境によって動き方が変わるため次の前提を押さえておくと原因の切り分けがしやすくなります。
- 使用しているプランでZap数やタスク数に制限がないか。
- トリガーにしているアプリがZapierに正式対応しているか。
- そのアプリのアカウント種別(管理者権限か一般ユーザーか)。
- 組織側でSSOや二要素認証などのセキュリティ設定を変更していないか。
例えば無料プランではタスク数上限に達するとZapが自動で止まる場合があり、その結果「動かない」と感じることがあります。
また社内のセキュリティ設定が変わると、今まで使えていたトークンや権限が無効になりZapが実行できなくなることもあります(出典:Zapier公式ヘルプセンター)。(Zapier)
Zapの実行履歴とエラーメッセージの見方
ZapierにはZapの実行履歴を一覧で確認できる「Zap履歴」ページがあります。
ここで各Zapの成功・エラー・停止などの状態と詳細なエラーメッセージを確認できます(出典:Zapier公式ヘルプセンター)。(Zapier)
Zap履歴を確認する時のポイントは次の通りです。
- 直近の実行がそもそも存在するか。
- ステータスが「成功」「エラー」「スキップ」のどれになっているか。
- エラーの場合はどのステップで止まっているか。
例えば「履歴自体がない」ならトリガーが動いていない可能性が高く、「トリガーは成功だがアクションでエラー」なら権限不足やフィールド設定の誤りが疑われます。
実務ではエラー文をそのままコピーしてチーム内チャットで共有し、どのアプリのどの権限が不足しているかを一緒に確認する運用をしている組織も多いです。
よくある単純ミスと見落としがちなポイント
Zapierが動かない原因として意外と多いのが単純な設定漏れです。
- Zapをテスト中にオフにしたまま戻し忘れている。
- トライアル環境のアカウントに接続したまま本番アプリのつもりで使っている。
- タイムゾーン設定の違いで「動いているが時間がずれている」だけの状態。
会話例としては次のようなものがよくあります。
「昨日から通知が来ないんですけど。」
「Zap履歴を見ると全部夜中に実行されていて、タイムゾーンがUTCのままでした。」
このように、まずは設定画面の表示やタイムゾーンなど、難しい話に行く前の基本部分に誤りがないかを確認することが失敗回避につながります。
トリガー設定と権限まわりでZapierが動かない時の対処法
Zapがオンである程度履歴も残っているのに期待どおりに動かない場合、トリガー条件か権限設定に原因があることが多いです。
ここでは具体的な確認ポイントと対処の流れを整理します。
特にチーム利用や外部サービスとの連携では、権限の変更が知らないうちに行われていることもあるため注意が必要です。
トリガー条件が合っていないときに見直すポイント
トリガーが原因の場合、「Zap自体は問題なく動くが想定したタイミングで動かない」という形で現れます。
次のような点を確認すると絞り込みやすくなります。
- トリガーイベントの種類が目的に合っているか。
- 既存データではなく「新規に作成されたデータ」が対象になっているか。
- 追加のフィルターや検索条件が厳しすぎないか。
Zapierの多くのトリガーは新しく作られたデータだけを拾う仕様で、過去分にはさかのぼりません(出典:Zapier公式ヘルプセンター)。(Zapier)
例えば「新規スプレッドシート行」トリガーを使う時、すでに入っている行は対象外になり、その後に追加された行だけが処理されます。
よくある例として「テストのために昔のデータを更新しているがZapが反応しない」という相談があります。
この場合は「更新」ではなく「新規作成」をトリガーにしているため動かないというパターンが多く、トリガーイベントの選び方が判断基準になります。
接続アプリの権限不足・認証切れが原因のケース
Zapierと外部アプリをつなぐアカウントに十分な権限がない場合や認証が切れている場合もZapが正常に動きません。
代表的な症状は次の通りです。
- エラー文に「Unauthorized」「Not authenticated」などが含まれている。
- テスト時は動いたがしばらくしてから急に動かなくなった。
- 一部のデータだけ取得できず、特定の操作だけエラーになる。
多くのアプリでは、管理者権限でないと一部のデータにアクセスできなかったり、外部連携自体が許可されていない場合があります(出典:Zapier公式ヘルプセンター)。(Zapier)
またパスワード変更や組織のセキュリティポリシー更新によって、Zapierとの接続が無効になることもあります。
対処としては、
- 対象アプリにログインし自分の権限レベルを確認する。
- 必要に応じて管理者に外部連携やAPI利用を許可してもらう。
- Zapier側の「アプリ接続管理」画面から再認証を実施する。
といった手順で確認していくのが一般的です。
フィルターやパス(分岐)で止まっている場合の確認手順
Zapが「エラー」は出していないのに何も起きない場合、フィルターや条件分岐でスキップされている可能性があります。
Zap履歴では「成功」でも個々のステップが「スキップ」と表示されていることがあり、ここを見落としがちです。
確認の流れは次の通りです。
- Zap履歴から該当の実行を開く。
- 各ステップの詳細を開き、フィルターやパスの結果を確認する。
- 条件に使っているフィールドの値が想定通りかどうかをチェックする。
例えば、「件名に【重要】を含む時だけ通知」というフィルターを作っているのに、実際には「[重要]」という別の形式で送られていると、毎回スキップされてしまいます。
現場では一度フィルター条件をゆるくして動作を確認し、その後条件を絞り直すやり方がよく採用されています。
権限周りのトラブルを減らすための設定と運用
権限や認証が原因のトラブルは、事前の運用ルールづくりでかなり減らせます。
- 重要なZapは「共有アカウント」または運用専用アカウントで接続する。
- 権限を変更する時は「どのZapに影響するか」を一覧で確認する。
- パスワードやセキュリティ設定変更のタイミングでZapの動作確認をセットにする。
会話例としては次のような体制が安心です。
「管理者権限アカウントのパスワードを変えたので、主要なZapの接続テストも一緒にやっておきます。」
「ありがとうございます、Zap履歴も見て問題なければ今日の運用に使いましょう。」
このように権限変更とZap確認をセットで回すことが、失敗回避と再発防止のシンプルな判断基準になります。
Zapierが動かない状態を防ぐ運用とよくある質問
最後に、同じ不具合をくり返さないための運用のコツと、よくある疑問をまとめておきます。
Zapierは一度設定してしまうと放置されがちですが、定期的なチェックと情報共有だけでもトラブルの頻度は下げられます。
同じ不具合をくり返さないためのチェックリスト
Zapの不具合を減らすには「問題が起きた時に毎回同じ順序で確認する」ことが重要です。
代表的なチェック項目は次のようなものです。
- Zapがオンになっているか。
- 直近のZap履歴が正常かエラーか。
- トリガー用データが実際に発生しているか。
- 連携アプリの権限と接続状態に問題がないか。
- フィルターや分岐でスキップされていないか。
現場ではこのチェックリストをWikiやドキュメントにしておき、誰でも同じ手順で確認できるようにしているケースが多く見られます。
チームでZapierを使うときに起こりがちなトラブル
チームでZapierを使うと、個人利用とは別のトラブルも発生しやすくなります。
- 作成者しかZapの仕組みを知らず、退職や異動でブラックボックス化する。
- 誰のアカウントで接続しているか分からなくなり、権限変更の影響範囲を把握できない。
- テスト用のZapと本番用のZapが混在し、どれが正式な設定か分からなくなる。
これを防ぐためには、
- Zapの目的とトリガー条件、連携アプリを簡潔に説明したメモを残す。
- 「このZapは誰の接続で動いているか」をドキュメント化する。
- フォルダ分けや名前付けルールを決めてテスト用と本番用を明確に分ける。
といった運用を組み合わせるのがおすすめです。
よくある質問
Q. テストでは問題ないのに本番でだけ動きません。どこを見ればいいですか。
A. まずZap履歴で本番データがトリガーされているかを確認し、対象レコードの値がテスト時と同じ形式かどうかを見るのが有効です。
特にメール件名やラベル名、ステータス名などが微妙に違うとフィルターにかからずスキップされることがあります。
Q. エラー文に「権限」「認証」と書かれている時の判断基準はありますか。
A. 「一部の操作だけ失敗している場合」はアプリ側の権限不足、「すべてのステップで同様のエラーが出る場合」は接続自体の認証切れであることが多いです。
この場合はアプリ側のロール設定とZapier側の接続を両方確認すると切り分けが進みます。
Q. どのくらいの頻度でZapを点検すべきでしょうか。
A. 重要度にもよりますが、少なくとも月に一度は主要Zapの履歴と接続状態をチェックしておくと安心です。
外部アプリの仕様変更や社内のセキュリティ設定変更に早めに気づくことができます。
Zapierが動かない原因とトリガー権限のまとめ
・Zapierが動かない時は最初にZapのオンオフ状態を確認する
・想定のデータが来ているかトリガー履歴とテスト機能で必ず確かめる
・Zap履歴画面で実行結果とエラー内容を確認し原因の手がかりを拾う
・トリガー条件が細かすぎないかフィルターや検索条件を整理して見直す
・連携アプリのアカウント権限が閲覧専用でないかロール設定を確認する
・パスワード変更や権限変更後はアプリ接続を再認証して動作をテストする
・チーム利用では誰の接続で動いているかを共有し権限変更の影響を減らす
・Zapの前提条件や制限事項をメモに残し設定変更時に一緒に更新しておく
・つまずいた時は一度シンプルなZapに分解しどのステップで止まるか切り分ける
・トリガーアプリ側のゴミ箱やアーカイブ設定によりデータが消えていないか確認する
・エラーが出なくてもフィルターで全件スキップされていないか履歴で必ず見る
・権限不足のエラーは管理者に権限付与を依頼しテスト実行まで行ってもらう
・Zapが自動でオフになる場合はタスク数上限やエラー回数の制限をチェックする
・本番運用前にテスト用データで複数回トリガーを発生させ挙動を記録しておく
・重要なZapは月次で履歴と接続状態を点検し問題の早期発見を習慣化する
・原因不明の不調が続く時は構成を整理し公式ヘルプの手順通りに再確認する
・Zapierが動かない時の原因とトリガー権限の確認ポイント
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