スマホの写真や動画がいっぱいで「とりあえずクラウドに置きたいけれど容量はどれくらい必要なのか」が分からず契約画面で手が止まっていませんか。
容量の数字だけ見ても自分の使い方に合っているかどうかはイメージしにくく、無料で始めたのにすぐいっぱいになってしまうケースもよくあります。
この記事では、個人でクラウドストレージを使うときの容量の目安と選び方を、用途別に分かりやすく整理します。
・自分の使い方から必要なクラウド容量のおおよその目安が分かる
・写真や動画メインか仕事メインかなど用途別に選び方のポイントが分かる
・無料プランと有料プランを切り替えるタイミングの考え方が分かる
・容量不足やオーバースペックを避けるための注意点とチェックポイントが分かる
個人でクラウドストレージを使う目的と容量の考え方
クラウドストレージは、インターネット上にファイルを保管し、複数の端末からアクセスできるサービスです。
スマホやパソコンの空き容量を増やしたり、故障や紛失に備えたバックアップとして使われることが多くなっています。
まずは自分が何をどの程度クラウドに置きたいのかを整理すると、必要な容量のイメージがつかみやすくなります。
結論:こんな人にはこの容量がおすすめ
ここではあくまで一般的な目安として、次のように考えると分かりやすくなります。
・ライトに使う人
書類やPDF中心で、写真や動画はほとんど保存しない人は、合計 15〜50GB 程度でも足りる場合が多いです。
・写真メインの人
スマホ写真を数年分しっかり残したい人は、100GB 前後からスタートし、将来的に 200GB 以上を見込むと余裕があります。
・動画や仕事ファイルが多い人
子どもの動画や YouTube 用素材、仕事のデザインデータなど容量の大きいファイルを扱う人は、500GB〜1TB 以上を前提にした方が現実的です。
向く人と向かない人でいうと、「とりあえず全部クラウドに置いておきたい人」には大きめの有料プランが向き、
「重要なものだけクラウドに置きたい人」には小さめの有料プランや無料枠が向きます。
どちらのタイプなのかを最初に決めておくことが、容量選びの第一歩です。
まず整理したいクラウドストレージの基本
クラウドストレージは、サービスごとに無料で使える容量と、有料で増やせる容量のラインが異なります。
例えば、多くの人が利用している Google アカウントには、標準で 15GB のクラウドストレージが無料で付属し、Google ドライブや Gmail などで共有して使います。
(出典:Google One ヘルプ) (Google ヘルプ)
Microsoft OneDrive の無料プランは、1人用で 5GB のクラウドストレージが利用できる構成です。
(出典:Microsoft OneDrive 公式サイト) (microsoft.com)
また Dropbox の Basic プランでは 2GB の容量が無料枠として提供されており、有料プランでは 2TB 以上の容量を選べます。
(出典:Dropbox Basic 公式ページ) (dropbox.com)
このように、無料枠は数GB〜十数GB、有料プランでは数百GB〜数TBという構成が一般的です。
そのうえで、自分は無料枠で収まりそうなのか、有料プラン前提なのかを考えていきます。
個人利用でよくあるクラウドストレージの使い方
個人利用で多いクラウドストレージの使い方には、次のようなパターンがあります。
・スマホの写真・動画のバックアップ
・仕事や学習の資料、PDF、プレゼン資料の保管
・家族での写真共有や、学校・サークルなどでのファイル共有
・パソコンの買い替え時にデータを移すための一時置き場
実務の現場では「スマホの写真を全部バックアップしたい」「会社と自宅で同じファイルを編集したい」といったニーズが特に多く見られます。
同じクラウドストレージでも、写真メインなのか仕事ファイルメインなのかで必要な容量は大きく変わるため、どの用途が中心になるかをはっきりさせることが判断基準になります。
たとえば、ある人は次のように考えます。
「仕事の資料は数GBしかないからクラウドに全部入れても平気だけれど、子どもの動画を全部入れると一気に容量が膨らむから、動画だけは別の方法も考えたい」
このように、用途ごとの容量の重さを意識するだけでも、無駄な大容量プランを選ばずに済むことがあります。
容量以外で知っておきたいメリット・デメリット
クラウドストレージは、容量だけを見て決めてしまうと、後で「使い勝手が合わなかった」ということもあります。
容量以外のメリットとデメリットも、選ぶ際の材料として押さえておきましょう。
一般的なメリットとしては、次のような点があります。
・ネットにつながればどこからでもアクセスできる
・スマホやパソコンの故障、盗難時の保険になる
・端末を買い替えてもデータの引っ越しが簡単になる
一方で、デメリットや注意点もあります。
・通信環境が悪いと大きなファイルのアップロードに時間がかかる
・パケット通信量が増え、モバイル環境では通信量の上限に近づきやすい
・誤って共有設定をすると他人にファイルが見えてしまうリスクがある
容量だけでなく「どの端末から使うか」「どれくらいの頻度でアクセスするか」「どこまで共有するか」も含めて、総合的に考えることが大切です。
これが、容量以外のメリット・デメリットを踏まえたときの評価軸になります。
個人向けクラウドストレージの容量目安と選び方
ここからは、具体的にどれくらいの容量を選ぶとよいかを、用途別に見ていきます。
容量を数字だけで決めるのではなく、自分の使い方に近いパターンから考えると、後悔しにくくなります。
「今」と「1〜2年後」に必要になりそうな容量の両方をイメージしておくことがポイントです。
容量選びの評価軸:何を優先するか
容量選びで迷ったときは、次の3つを評価軸にすると判断しやすくなります。
1つ目は、「絶対に失いたくないデータはどれか」です。
家族写真や重要な契約書など、失ったときのダメージが大きいものは、迷わずクラウドに置く前提で容量を見積もります。
2つ目は、「どれくらいの頻度でファイルを追加するか」です。
毎月たくさんの写真や動画を撮る人と、たまにしか撮らない人では、1年後の使用量に大きな差が出ます。
3つ目は、「どこまでクラウドに一元化したいか」です。
写真だけ置くのか、仕事や学習ファイルも含めて全部置くのかで、必要な容量が変わります。
実務では、これら3点を整理したうえで、無料枠で収まりそうか、有料の小さいプランにするか、大きめのプランにするかを検討するケースが多いです。
写真・動画が多い人の容量目安の考え方
写真や動画は、クラウドストレージの容量を一気に圧迫する代表的なファイルです。
特に最近のスマホは画質が高く、1枚あたりの写真でも数MB、動画では数百MB〜数GBに達することがあります。
ざっくりとしたイメージとして、次のように考えると分かりやすいです。
・写真中心で、毎月数百枚撮影する人
→ 1年で数GB〜十数GB程度増えることが多い
・子どもの運動会や発表会など、フルHD 以上の動画をよく撮る人
→ 1イベントだけで数GB増えることもあり、年間で数十GB〜100GB 以上になる場合もある
例えば、次のような会話イメージです。
「ここ2年分の写真と動画を全部クラウドに置きたいんですが、100GB で足りますか」
「写真が多いなら何とか収まるかもしれませんが、動画をたくさん撮るなら、最初から 200GB 以上で考えた方が安心ですね」
一般的には、写真と動画を安心して保存したい人は、最初から 100GB〜200GB 程度のプランを前提にする方が、途中で容量不足になりにくい傾向があります。
仕事や学習データに必要な容量の目安
仕事や学習で使うファイルは、写真や動画ほど容量は大きくないものの、種類が多くなるという特徴があります。
Word や Excel、PDF、プレゼン資料、プログラムコードなど、ファイル形式が分かれて増えていきます。
一般的に、書類中心の使い方であれば、数GB〜十数GBでもかなり多くのファイルを保存できます。
一方で、デザインデータや CAD データ、研究用のデータなどを扱う場合は、1ファイルが数百MB〜数GBになることもあり、100GB〜1TB 程度の容量が欲しくなるケースもあります。
判断基準としては、次の2点を意識するとよいでしょう。
・今ローカルにある仕事・学習データの容量をざっくり把握し、その1.5〜2倍程度を見込む
・将来増えそうな大きめのファイル(動画、画像、データベースなど)があるかどうかを確認する
実務では、最初は無料枠や小さな有料プランに仕事ファイルを置き、増えてきたタイミングで 1TB クラスのプランに切り替えるケースも多く見られます。
無料プランと有料プランの区切り方
「どこまで無料プランで粘るか」は、多くの人が悩むポイントです。
ここでは、一般的なラインの考え方を紹介します。
・無料枠で足りるケース
書類中心で、写真や動画をあまりクラウドに置かない人
既にローカルバックアップを持っており、クラウドは一部の重要ファイルだけに使う人
・有料プランを検討したいケース
スマホ写真を数年分まとめて残したい人
子どもの動画や趣味の動画をたくさん保存したい人
複数の端末で仕事ファイルをやり取りし、常に最新状態にしておきたい人
前述のように、代表的なサービスでは、無料枠が 2GB〜15GB 程度、有料プランは 100GB〜2TB 以上といった構成が一般的です。
(出典:Google One ヘルプ) (Google ヘルプ)
無料プランの容量がいっぱいになったタイミングで、むやみに一番大きなプランに飛びつくのではなく、「あとどれくらい増えそうか」「何年分をクラウドに置くか」を見積もり、その期間をカバーできる小さめの有料プランから検討するのが現実的です。
容量で失敗しないための注意点と見落としがちな点
容量選びでよくある失敗は、次の2つです。
1つ目は、「無料枠で頑張りすぎて、複数サービスを使い分けてしまう」ことです。
複数のクラウドストレージにまたがってファイルを置くと、どこに何を保存したか分からなくなり、かえって管理コストが増えるという問題が起きがちです。
2つ目は、「大容量プランを契約したものの、実際には半分も使っていない」ことです。
心理的には「多いほど安心」に感じますが、使わない容量に長期間料金を払い続けることになります。
また、見落としがちな点として、PC の自動バックアップ機能をオンにすると、一気にクラウド使用量が増えるというケースがあります。
写真や動画だけのつもりが、デスクトップやドキュメントフォルダ全体がバックアップ対象になり、想定より早く容量を使い切ってしまうことがあるため、設定時には対象フォルダを確認しておくことが大切です。
このようなトラブルを避けるためには、「1つのサービスにある程度まとめる」「半年〜1年ごとに使用状況を見直す」という運用ルールを決めておくことが有効な判断基準になります。
よくある質問
Q1. まずは無料プランから始めても大丈夫ですか
多くの場合、書類中心の使い方であれば、無料プランから始めて問題ありません。
ただし、写真や動画を大量に保存する予定がある場合は、早い段階で有料プランを前提に考えた方が、サービスの移行や整理の手間を減らせます。
Q2. 容量がいっぱいになったら、すぐにプランを上げるべきですか
まずは不要なファイルを削除したり、重複している写真や動画を整理したりすることで、ある程度容量を空けられることがあります。
それでも不足する場合に、プラン変更を検討すると無駄が少なくなります。
Q3. 家族で使う場合、容量はどう考えればよいですか
家族全員の写真や動画をまとめて保管する場合は、個人利用よりも増えやすくなります。
最初から 200GB 以上、場合によっては 1TB クラスのプランを前提にし、誰がどのフォルダを管理するのかも決めておくとスムーズです。
Q4. 一度クラウドに上げたファイルは、ローカルに残しておいた方がいいですか
重要度によって分けて考えるのがおすすめです。
失いたくないファイルは、クラウドとローカルの二重管理にしておくと安心感が高まります。
一方で、頻繁に見ない一時ファイルなどは、クラウドに集約してローカルから削除する運用も選択肢になります。
個人向けクラウドストレージの容量選びについてのまとめ
・クラウドストレージは用途によって必要な容量が大きく変わる
・まず失いたくないデータが何かを整理することが出発点になる
・写真や動画を重視する人は最初から百GB以上を意識しておく
・書類中心なら無料枠や小さな有料プランでも足りることが多い
・一年後にどれくらい増えそうかをざっくり見積もっておく
・無料枠で頑張りすぎるとサービスが分散して管理が大変になる
・大容量プランは安心だが使わない容量に料金を払うこともある
・自動バックアップ設定で意図せず容量消費が増える点に注意する
・一つのサービスにある程度まとめる方が把握しやすい
・半年から一年ごとに使用量を確認しプランを見直す習慣をつける
・写真動画メインか仕事ファイルメインかをはっきりさせて選ぶ
・家族で使う場合は人数分の写真動画分を見込んでおくと安心
・無料プランで試し有料プランは必要になったときに検討する
・ローカルとの二重管理をするかどうかも方針として決めておく
・自分の使い方に合った容量と運用ルールをセットで考える
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