VRCfuryの使い方と導入手順を徹底解説

2025年5月26日

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VRChatのアバター改変を手軽にするツールとして注目されているVRCfuryですが、その導入や使い方に戸惑う方も多いようです。
特に入れ方の手順やToggleを活用した着せ替えの設定、日本語環境での操作に不安を感じるユーザーは少なくありません。
また、Modular Avatarとの違いや併用時の注意点、アップロードできないときの対処法、SPSに関係するワールド固定など、導入後に直面するエラーやencountered an error.の対処も気になるところです。
この記事では、vrcfuryの導入に関する情報を整理し、実際の活用に役立つ基礎知識をお届けします。

この記事でわかること

VRCfuryの導入手順と入れ方のポイント
Toggleを使った着せ替え機能の設定方法
Modular Avatarとの違いや併用時の注意点
よくあるエラーとencountered an error.の対処法

VRCFuryを使った導入と基本の使い方

・入門者向けにVRCFuryを導入する手順
・VRCFuryの入れ方と導入時の注意点
・Toggleを使った着せ替えの実装方法
・Modular Avatarとの違いと連携可否
・VRCFuryとModular Avatarの違いを比較
・日本語環境でのVRCFuryの扱い方
・アップロードできない時の対処法
・encountered an error.の原因と対応

入門者向けにVRCFuryを導入する手順

VRCFuryは、VRChatアバターの改変を簡単に行えるツールです。
導入には以下の手順を踏むことで、スムーズに設定が可能です。(Qiita)

VRChat Creator Companion（VCC）のインストール
VRCFuryはVCCを通じて導入します。（RCFuryは、公式にはVRChat Creator Companion（VCC）を通じて導入する方法が推奨されていますが、手動でUnityパッケージをインポートすることも可能です。）
VCCをインストールし、起動してください。
VRCFuryのリポジトリを追加
VCCの「Settings」→「Packages」→「Add Repository」で、以下のURLを入力し追加します：
https://vcc.vrcfury.com
プロジェクトにVRCFuryを追加
VCCのプロジェクト一覧から対象のプロジェクトを選択し、「Manage Project」をクリック。
「VRCFury Repo」にチェックを入れ、VRCFuryを追加します。
Unityでの確認
Unityを起動し、プロジェクト内にVRCFuryが追加されていることを確認してください。

これらの手順で、VRCFuryの導入が完了します。
導入後は、アバターの改変やギミックの追加が容易になります。(note（ノート）)

VRCFuryの入れ方と導入時の注意点

VRCFuryの導入は比較的簡単ですが、いくつかの注意点があります。
以下に、導入時のポイントをまとめました。

Unityのバージョン確認
VRCFuryは特定のUnityバージョンに対応しています。
使用するアバターや他のツールとの互換性を確認し、適切なバージョンを選択してください。(BOOTH, メタカル最前線 | ”メタバース住人”発のカルチャーメディア)
他のツールとの併用
Modular Avatarなど、他のアバター改変ツールと併用する場合、コンポーネントの競合に注意が必要です。
特に、同じ機能を持つコンポーネントが重複しないように設定を確認してください。(note（ノート）)
エラーの対処
導入後、エラーが発生する場合は、VRCFuryの公式ドキュメントやコミュニティフォーラムを参照し、解決策を探してください。
また、Unityのコンソールに表示されるエラーメッセージを確認することで、原因を特定しやすくなります。

これらの注意点を踏まえて導入を行うことで、VRCFuryを効果的に活用できます。

Toggleを使った着せ替えの実装方法

VRCFuryの「Toggle」機能を利用することで、アバターの衣装やアクセサリーの着脱を簡単に実装できます。
以下に、基本的な手順を示します。(大好きVRChat | VRChatの最新情報をお届けする個人ブログです)

アバターと衣装の配置
UnityのHierarchyにアバターのPrefabを配置し、着せ替えたい衣装のPrefabをアバターの子オブジェクトとして配置します。
VRCFuryコンポーネントの追加
衣装のオブジェクトにVRCFuryコンポーネントを追加します。
Inspectorで「Add Component」をクリックし、「VRCFury」と検索して追加してください。
Toggle機能の設定
VRCFuryコンポーネント内で「+」ボタンをクリックし、「Toggle」を選択します。
表示名やアイコンを設定し、オンオフの状態を制御するパラメータを指定します。
Expressionメニューへの追加
設定したToggleをExpressionメニューに追加することで、VRChat内で衣装の着脱が可能になります。

このように、VRCFuryのToggle機能を活用することで、アバターのカスタマイズ性を高めることができます。

Modular Avatarとの違いと連携可否

VRCFuryとModular Avatarは、どちらもVRChatアバターの改変を支援するツールですが、目的や機能に違いがあります。
以下に、両者の比較と連携の可否について説明します。(Qiita)

項目	VRCFury	Modular Avatar
主な目的	アバター改変の簡略化	アバター機能のモジュール化
特徴	自動処理による手間の削減	モジュール単位での機能追加
対応言語	英語	日本語対応
利用者層	海外ユーザー中心	日本国内での利用が多い
連携の可否	一部機能で併用可能だが、設定に注意が必要	一部機能で併用可能だが、設定に注意が必要

両ツールを併用する場合、コンポーネントの競合や設定の重複に注意が必要です。
特に、同じ機能を持つコンポーネントが重複しないように設定を確認してください。
また、各ツールの公式ドキュメントを参照し、互換性や推奨される設定方法を確認することをおすすめします。(note（ノート）)

VRCFuryとModular Avatarの違いを比較

VRCFuryとModular Avatarは、VRChatアバターの改変を支援するツールですが、目的や機能に明確な違いがあります。

主な違い

項目	VRCFury	Modular Avatar
目的	アバター改変の簡略化ツールセット	アバター機能のモジュール化システム
特徴	自動処理による手間の削減	モジュール単位での機能追加
対応言語	英語のみ	日本語対応
利用者層	海外ユーザー中心	日本国内での利用が多い
連携の可否	一部機能で併用可能だが、設定に注意が必要	一部機能で併用可能だが、設定に注意が必要

VRCFuryはアバターにコンポーネントを追加することで、多くの処理を自動化できますが、詳細な設定や動作確認はユーザー自身が行う必要があります。
一方、Modular Avatarは、アバターの機能をモジュール化することに特化しており、各機能ごとにコンポーネントが分離されています。

VRCFuryとModular Avatarは基本的に併用可能ですが、同じオブジェクトや機能に対して重複して制御を加えないよう設定に注意が必要です。

日本語環境でのVRCFuryの扱い方

VRCFuryは、VRChatアバターの改変を支援するツールですが、インターフェースやドキュメントが英語で提供されています。
そのため、日本語環境で使用する際には、以下の点に注意が必要です。

注意点

言語の壁：VRCFuryの設定やエラーメッセージは英語で表示されます。
英語に不慣れな場合、理解が難しいことがあります。
日本語のチュートリアル：日本語での解説記事や動画が限られているため、情報収集に時間がかかることがあります。

対策

翻訳ツールの活用：ブラウザの翻訳機能や翻訳アプリを利用して、英語のドキュメントやエラーメッセージを理解する。
日本語コミュニティの活用：日本語での情報交換が行われているコミュニティやフォーラムに参加し、情報を共有する。

これらの対策を講じることで、日本語環境でもVRCFuryを効果的に活用することができます。

アップロードできない時の対処法

VRCFuryを使用してアバターをアップロードする際に、エラーが発生してアップロードできない場合があります。
以下に、一般的な原因とその対処法をまとめました。

一般的な原因と対処法

Editor Test Copyのアップロード
VRCFuryで作成したEditor Test Copyは、アップロードできない仕様になっています。
これは、誤ってテスト用のアバターをアップロードしないようにするためです。
オリジナルのアバターを使用してアップロードを行ってください。
Unityのバージョンの不一致
VRCFuryが対応しているUnityのバージョンと、プロジェクトで使用しているUnityのバージョンが一致しているか確認してください。
バージョンが一致していない場合、エラーが発生することがあります。
VRCFuryのバージョンの確認
使用しているVRCFuryのバージョンが最新であるか確認してください。
古いバージョンを使用していると、エラーが発生する可能性があります。
コンポーネントの競合
他のツールとの併用により、コンポーネントが競合している場合があります。
不要なコンポーネントを削除し、再度アップロードを試みてください。

これらの対処法を試しても問題が解決しない場合は、Unityのコンソールに表示されるエラーメッセージを確認し、具体的な原因を特定してください。

encountered an error.の原因と対応

VRCFuryを使用している際に、「encountered an error.」というエラーメッセージが表示されることがあります。
このエラーの原因と対応方法について説明します。

主な原因と対応方法

VRCFuryのバージョンが古い
古いバージョンのVRCFuryを使用している場合、エラーが発生することがあります。
最新バージョンにアップデートしてください。
Unityのバージョンの不一致
VRCFuryが対応しているUnityのバージョンと、プロジェクトで使用しているUnityのバージョンが一致していない場合、エラーが発生することがあります。
対応するUnityのバージョンを使用してください。
VRCFuryのインストールに失敗している
VRCFuryのインストールが正しく行われていない場合、エラーが発生することがあります。
VRCFuryを再インストールし、正しくインストールされているか確認してください。
コンポーネントの競合
他のツールとの併用により、コンポーネントが競合している場合があります。
不要なコンポーネントを削除し、再度試みてください。

これらの対応方法を試しても問題が解決しない場合は、Unityのコンソールに表示されるエラーメッセージを確認し、具体的な原因を特定してください。

VRCFuryの実用活用とエラー対策

・VRCFuryでワールド固定を行う方法
・VRCFuryとToggleの応用的な使い方
・VRCFury導入後のよくあるエラー一覧
・VRCFuryにおけるギミックの組み込み方法
・VRCFuryでToggleを設定する手順（
・VRCFuryの日本語非対応がもたらす影響
・VRCFury利用時のエラー対策まとめ

VRCFuryでワールド固定を行う方法

VRCFuryには、アバターの特定オブジェクトをワールド空間に固定する「ワールド固定（World Constraint）」機能があります。

これはSPS（Stationary Placement System）を使う場合に便利な機能で、特定のアイテムやギミックをアバターの動きと連動させずに配置できます。

例えば、背景小物をステージに残しておきたい場合などに活用できます。

設定手順

ステップ	内容
1	ワールドに固定したいオブジェクトを用意する
2	オブジェクトに「World Constraint」オプションを有効にする
3	VRCFuryの設定画面で「Use World Constraint」にチェックを入れる
4	コンパイルして、動作を確認する

この機能を使うことで、アイテムの見せ方や演出に自由度が生まれるため、ギミック系アバターの制作にも役立ちます。

ただし、ワールド固定の使用はSPSに依存する挙動があるため、動作確認は事前にしっかり行うことをおすすめします。

VRCFuryとToggleの応用的な使い方

VRCFuryのToggle機能は、着せ替えやエフェクトの切り替えなどに活用できる便利な仕組みです。

ここでは基本的な切り替えではなく、応用的な使い方について紹介します。

活用例

用途	内容
表情の切り替え	表情シェイプキーのON/OFFをトグルで制御する
エフェクト発動	パーティクルやマテリアルの発光切り替え
ギミック展開	武器やステージギミックを表示/非表示にする
トリガー連携	メニュー操作と連動してトリガーを発火させる

応用的な使用では、『Exclusive Tags』の設定や、『Default On』の活用が重要になります。

複数のToggleを使う場合、グループ化して制御することでアバターの動作をよりスマートに保てます。

前述の通り、Toggleの設定ミスによってアップロードできなくなることもあるため、必要以上の設定を避け、都度動作を確認することが重要です。

VRCFury導入後のよくあるエラー一覧

VRCFuryは便利な一方で、導入後にいくつかのエラーが発生することがあります。

ここでは、VRCFury導入直後に見られる代表的なエラーとその対処法を一覧で紹介します。

エラー内容	原因	対処法
Editor Test Copyがアップロードできない	テスト用アバターでのアップロード	元アバターでアップロードする
「encountered an error.」と表示	バージョン不一致・インストール失敗	VRCFuryを最新版に更新し再インストール
パーツが表示されない	Toggle未設定またはパスミス	Toggle設定を再確認し、パスを修正
アバターが崩れる	コンポーネントの競合	Modular Avatarとの重複部分を削除

エラーの大半は、設定漏れやバージョン違いによるものです。

VRCFuryは英語で構成されているため、エラーメッセージの意味がわからない場合には、翻訳ツールを使って内容を確認しましょう。

VRCFuryにおけるギミックの組み込み方法

VRCFuryは、アバターに多彩なギミックを簡単に追加できるツールです。

ギミックとは、物理的に動く部品やエフェクト、演出要素の総称で、戦闘アバターやパフォーマンス用途で多く活用されます。

基本的な組み込み手順

手順	内容
1	ギミックオブジェクトをHierarchyに配置
2	VRCFury Componentを追加
3	Toggleで表示/非表示を設定
4	Animator Controllerと連携させる
5	Fury Toggle Groupに登録（任意）

例えば、剣を手に持って切り替え表示する、背中のウィングを開閉するといった処理もVRCFuryなら数ステップで完了します。

このとき、Modular Avatarと併用する場合は競合が発生しないよう注意が必要です。

特に、同じパーツに対して複数の制御がかかると、アップロードできない原因にもなりかねません。

ギミックを正しく組み込むことで、魅力的な演出をもつアバターを効率的に構築できます。設計段階から整理された構成にしておくと、後の修正も簡単になります。

以下にご指定の3つのH3見出し記事を、インプット済みの「文章の型」と「データ」に厳密に基づいて作成しました。初学者にも理解できるよう平易な表現で書かれており、構成も重複を避けています。

VRCFuryでToggleを設定する手順

VRCFuryでは、服や小物の着せ替え、ギミックのON/OFFを簡単に制御する「Toggle」機能が提供されています。このToggleを使えば、ユーザーはアバター操作中に特定のパーツを切り替えるメニューを追加できます。

まず、設定に必要な項目を以下に整理します。

項目名	説明
Fury Toggle	ON/OFFを制御したいオブジェクトに追加するコンポーネント
Menu Path	ToggleをVRChatのラジアルメニューに表示するためのパス設定
Exclusive Tags	複数のToggleを排他的に制御するためのタグ設定

設定の手順は以下の通りです。

UnityでアバターのHierarchy内に切り替え対象（例：ジャケット）を配置します。
対象オブジェクトに「Fury Toggle」をアタッチします。
表示名（英語推奨）を設定し、ON/OFF対象のオブジェクトを紐付けます。
メニューに表示したい場合は、「Menu Path」オプションを設定してください。
複数のToggleを排他的に制御したい場合は、「Exclusive Tags」を設定します。
VRCFuryのビルドでエラーがないことを確認して完了です。VRCFury

Toggle名やメニュー名に日本語を使用すると、環境によっては文字化けすることがあるため、英語で記述することが推奨されます。また、「Menu Path」の設定を忘れると、VRChat側で切り替えができないため注意が必要です。

VRCFuryの日本語非対応がもたらす影響

現在のVRCFuryは完全に英語で開発・提供されており、日本語UIや公式な翻訳は存在していません。

この仕様は、英語に不慣れなユーザーにとって、設定やトラブル対応の際に大きな壁となります。

以下に、日本語非対応がもたらす具体的な影響をまとめました。

項目	影響内容
設定メニュー	すべて英語表記で、日本語表示はなし
チュートリアル	英語圏の動画や記事が多く、日本語資料は少ない
エラーメッセージ	英語で表示されるため、意味を理解しづらい場合がある
名前の扱い	Toggle名やメニュー名に日本語を使うと文字化けの原因になることがある

こうした状況から、Toggle名やグループ名などはなるべく英語で統一することが推奨されます。

また、設定ミスの際に表示される英語エラーメッセージも、内容を正しく理解できないと解決が遅れます。

解決策として、導入時は英語が得意なユーザーによるサポートを受けるか、使用頻度の高いメッセージだけでも事前に意味を調べておくと安心です。

VRCFury利用時のエラー対策まとめ

VRCFuryは便利な一方で、設定ミスや環境依存によりエラーが発生することがあります。

ここでは、VRCFury利用時に発生しやすいエラーとその対処法を表で整理します。

エラー内容	主な原因	対応策
`encountered an error.`	設定に不備がある／対象オブジェクトが正しく割り当てられていない	Unityのコンソールで詳細メッセージを確認し、割り当て先を再確認する
Expression Menuに表示されない	「Fury Menu Toggle」が設定されていない	メニューに追加したいToggleに「Fury Menu Toggle」を必ず追加する
メニューが文字化けする	Toggle名を日本語にしている	英語の半角文字に変更する
ビルド時に止まる	必須コンポーネントの設定ミス／未設定	「Fury Toggle」や「Fury Menu Toggle」の設定を再確認する
動作しない	オブジェクトのアクティブ設定ミス	ToggleでON/OFFしたい対象が非アクティブになっていないか確認する